ゆとり世代の自分が豊かさを本気で考えてみた
社会人になってから、ゆとり世代だからと言われることに抵抗を感じていて、変に反骨心を抱いていた。
転職を経験して新たな土地に踏み出したものの、軸を定めることもできずもがいていた。
そんな抜けていたパズルのピースを埋める作業を今年の3月から入ったコミュニティー活動を通して埋めていった先の、今の心境を綴ろうと思う。
こんにちは!もしくはこんばんは!今回のnoteの記事は僕が今年の3月から入っているPOOLO LIFEという旅が好きな人たちが集まるコミュニティーの卒業課題ということで、活動の振り返りの意味も込めて卒業論文として投稿させていただきます。
大学時代、卒業論文を書いて卒業をしていなかったので人生で初めての卒論提出になります。振り返りの意味も込めて、ありのままの自分を曝け出して記事を書かせてもらいました。
プロローグ
3年前のちょうど今頃、3度ある人生のターニングポイントの一つである約7年勤めた地元の企業を退職して、千葉県にある食品製造の工場に転職した時期である。
“絶対に技術を習得して、独立して地元に帰る”と意気込んで単身上京したものの、精神的に病んでしまい3ヶ月で退職。ニート期間中にヨガと出会ったことで心も身体の状態も回復し千葉県の企業で1年ほど働き、ご縁があって現在は川崎のIT企業で働いているが、毎日が家と会社の往復ばかりで、休日も1人で出かけることが多く、どこか満たされない感覚に苛まれていた。
そんなこともあり、某プロ野球チームが好きな人たちが集まるコミュニティーに入ったりして仲間を作ろうと挑戦したりもしたが、どこかしっくりとこなかった。
そんなもどかしい状況が続いていた中、今年の2月から通い出したゲストハウス設営のお手伝いが僕の運命を変える出来事になるとは思いもよらなかったから人生はホントに何が起こるかわからないものだ。
POOLO LIFEに入る経緯を話すと長くなるので、経緯を知りたい方は上に貼り付けてある上半期を終えてという記事を読んでみてほしい。
1.意識高い系の人たちだと思い付いていけるか不安だった
加入した当初はみんな初めましてだったけど、チーム活動や少人数で話すブレイクアウトルームでの対話で感じたことは、みんなめちゃくちゃ意識が高い、自己理解を深めたい!と積極的なメンバーが多いなと思ったこと。
最初(第1ターム)の頃は同じチームメイトの2人はわからないと思うけど(むしろバレないように必死だった)、自分の悪い癖でもある超絶人見知りを発揮していて、正直なところミーティングに参加するのも億劫だったりした。
メンバーのみんなも全体的に自分より年下の子たちがほとんどで当時は見下されたらどうしようとか仲良くなれるのだろうかと、今となってはちっぽけな悩みを抱えていた。
でもそれは単なる杞憂に過ぎないと思えるようになるのにそれほど時間を要さなかった。
初回の講義の際に話していた心理的安全性を同じチームの2人が体現してくれたおかげでみんなの輪の中にスッと入ることができたと思っている。
第1タームで出会った2人のチームメイトはその後もPOOLO内で積極的に企画を立てたり、ファーストペンギンとして先頭に立ち動いてくれてたことから、自分自身もそうだけど他のみんなもとても感謝していると思うな。
この場を借りてになるけど、本当にありがとう。これからも、新潟の三条背脂ラーメンのように濃厚なお付き合いをしていこう🍜
2.計画→アクション
そして、第2・3タームでは自分たちで旅を通して豊かさを考え、計画し実行するというフェーズに入る。
この期間に突入すると毎週のようにチーム内でミーティングを行なった。
眠気と闘いながら出勤し、家に戻ってからはミーティングに参加したりメンバーが企画したオンラインのイベントへの参加やヨガをやりに行ってたことであっという間に平日夜のスケジュールが埋まってしまう、一昔前までは考えられなかったほどの忙しさを味わうようになった。
プラスアルファで土日はオフラインでの企画が目白押し。関東に在住しているメンバーが多いことから色んな企画に参加し、多忙な日々を過ごすようになった。
この辺りから自分自身のストレングスファインダーのトップに君臨する“最上志向”やMBTIの特性“ENFJ(主人公)”を発揮する機会が増えてきたように感じた。
そしてチーム活動が進むにつれてある思いが芽生えて行った。
どれも本当にいい企画だったな〜。
3.やってみたいことが徐々に明確化
自分たちでやりたいことを企画して実行に移すだけでなく、2週間に1回のペースで専門分野の講師の方を招いて2時間ほどの講義を行う。
その講義を通してチーム単位で、自分たちなら世界や自分自身を豊かにするためにはどうすればいいかという課題を4つのターム毎にチーム内で考察し、各タームの最終日に個人もしくはチーム単位で発表を行う。
これがPOOLO LIFE本来の行うことなのだが、第1〜第4タームの中での課題で特に印象に残ったタームが第3タームだった。
チーム単位で課題を進めていくタームだったのだけど、僕らのチームはPOOLOに入っていない外部の人たちも巻き込んで自己理解を深めようというワークショップを行うことになった。
POOLO LIFEでの活動を体験することができることをコンセプトとし、チームメンバー内の知り合いたちに声がけし参加者を募ったところ、POOLO生以外の参加者として4名の方が参加してくれることに。
僕はワークショップのファシリテーターを担当させてもらったのだけど、これがとても楽しい出来事だった。
ブレイクアウトルーム内でのワークの共有の際に、どこか回答が抽象的かもと感じた参加者に“これはどうすればできるようになると思う?”などと問いを投げかけることで、その人の内に秘めている思いを掘り下げることで本質を引き出すことにやりがいを感じた。
企画自体は計画を練るのがとても大変な企画だったし活動期間中は色んな欲求を押し殺してチーム活動に捧げたってこともあるけど、自然と自分が心からやりたいことって人を動かすことだったり、人と人を繋げることなんだということに気がつくことができたのだ。
4.やりたいこと
ワークショップの企画を通してやりたいと思うようになったこと↓
・コミュニティーマネージャー
→コミュニティーの運営側に周り、人と人が交わる要衝(ハブ)のような空間を作ることで新たな共創が生まれる瞬間に立ち会いたい。
・コーチング
→アドバイスではなく、伴走する相手になりたい。その人の本質を掘り起こしポジティブに生きていけるようなお手伝いをしていきたい。
それが自分自身への還元にもつながると思う。
・旅企画
→今後はリトリートのようなことを企画してみたい。アウトドアの知識をもっと身につけキャンプ企画やBBQ企画をしたり、来年は特技のSUPでインストラクターの講習を受けて、SUPの魅力、水の上を漕ぐ楽しさを色んな人に伝えていきたい。
僕は東北の宮城県出身なので、秋の定番グルメである芋煮会企画もやってみたいな〜
5.変わったこと・変わらない思い
・変わったこと
1.問いを立てるようになった。
→今までの自分は目の前に起きた出来事を鵜呑みにし、自分事に落とし込むことを嫌う傾向があった。
チーム活動を通して他人にも目を向けることで価値観のアップデートや客観的に物事を捉えることができるということが理解できたことから、今後は相手に対してより一層目を向けていきたい。
2.受容力が高まった
→元々受容力はある方だと思っていたけど、より一層高まったように感じる。要するに、まあいいかとか、こんな考えもあるんだな〜とか。
それもこれもPOOLOの提唱する心理的安全性のおかげ。そんな空気感があるおかげで自分自身不思議に思うくらい意見を言えるようになったし、逆に受け入れてもらえることに心地よさを感じられて良かった。
3.完璧を求めない
→足るを知る(サントーシャ)ことで欲求を満たすのではなく、今目の前にあるありふれたもので満足できることようになることも豊かさにつながると思えた。
4.地方を元気にしていきたい
僕の故郷は宮城県気仙沼市。
13年前に起きた東日本大震災で甚大な被害を受けた港町だ。
震災の影響もあって今もなお人口減少に歯止めがかからないが、自分は心の底から大好きな街。将来は地元に籍を戻して複数拠点を周りながら仕事をすることが将来の夢。
そんな地元の街と同じ問題を抱えている街を活性化するお手伝いをしていきたい。
自分たちが住んでいる街のことが好きになることも豊かさに繋がると思うから。
いつの日かPOOLOで知り合ったみんなを地元に案内したいな〜。
・変わらないこと
1.好きなことをやる、自分と向き合うことを絶やさない
→好きなことはとことんやるし、ヨガやサウナに入り自分と向き合うことは絶やさずにやっていきたい。
2.自分は自分、相手は相手
→第1タームの時の課題発表時にも話していたこと。憧れるのを止める、隣の芝生が青いことなんてない、今もその思いは変わらない。
比較したところで何も始まらないし、そんな時間を要するくらいなら何かに没頭している方が好きだ。
3.学ぶ、ワクワクする気持ちを忘れない
→知識は武器になる。それが生きる術になると思う。学生じゃないから、社会人だからとか、年齢とかも関係ない。
何事も始めるのに遅いことなんてない。今日が1番若い日なんだ。それはPOOLOでの活動が証明してくれたから今なら声を大にして言える。
6.さいごに
長文になってしまいましたがここまで読んでくれてありがとうございました。
POOLO LIFEでの活動期間中にメンバーからのお誘いで、他のコミュニティーのイベントや企画、ボランティア活動に参加させてもらうことができたんだけどPOOLO以上に居心地が良いと感じることができなかった。むしろ、追い抜くことはできないのではないかとさえ思うくらいとても居心地が良いんだよな。
そして、この8ヶ月間でこれだと言える軸ができたのかと言われたら?が付くけど、逆に言えば心からやりたいと思えることを複数見つけることができた期間となった。
POOLO LIFEを卒業したら好きなことに没頭して身体を少し休めた後に、年が明けてから色々と精力的に動いていきたいなと思っている。
これからもこの8ヶ月で出会ったみんなとのご縁を大切にしていきたい。
同志たちよありがとう、これからも共に素敵な未来を描いていこうー!チャオ!