コシナ Voigtlander COLOR-SKOPAR 21mm F3.5 Aspherical
はじめに
超広角レンズといえばD5600ではAF-P DX NIKKOR 10-20mm F4.5-5.6G(フルサイズ換算15-30mm)
α7Rでは、昨年11月にTAMRON 20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)を購入したのですが、ものたりずに、1月末にコシナVoigtlander COLOR-SKOPAR 21mm F4Pを購入。そこそこ活躍していました。
COLOR-SKOPAR 21mm F4P for VMとの差
ただまぁ、噂には聞いていたのですが初代α7Rとの相性が最悪で、必ずマゼンタかぶりします。周辺減光もかなりありました。出来上がりの画は補正がうまく行ったときにはとてもいい、しかも見た目も可愛く、VMマウントのレンズだけ持ち歩く場合はマウントアダプタ共用ならかなり小さく持ち歩けるので好きだったのですが、とにかく欠点が気になる。
α7RもⅡ以降なら欠点も解消されるのですが、今のところボディを買い替える予定もなく、今を楽しむのならば買い替えるのが吉、と思い、マップカメラで同じCOLOR-SKOPARのF3.5 E-mount用を購入。
ちなみに39Kで買った(ただし、TAMRON20mmと七工匠35mmF2をドナドナしたのでお支払いは6.6K)F4Pは31Kで引き取られていきます。マップカメラさん神。
F4PとF3.5だと+5mmくらいの長さの差ですね。重量はマウントアダプター込みで217g→232gで15g増なので殆ど変わりません。持ち運びやすさとしてはそれこそベーゴマサイズのF4Pには叶いませんが、写りはかなり現代的です。6群8枚対称型でかなり古風な写りをするのに対して、8群9枚、最短0.2mの移りはフォーカスレンジの許容も広く、失敗の少ないレンズだと思います。
というわけで、マゼンタかぶりがとにかくすべて。
画は正直F4Pのほうが硬質で好きです。
ちなみに撮影条件はすべてjpg撮って出し、スタンダード、DRO ONのみ。
で、さっそく持ち出して撮ってきました。ここからは撮って出しではなく、レタッチもトリミングもしています。それも含めての作例です。
作例
総論
ソフトな画作りは、アニメ風、TERNA風にしっかりハマり、これにBLACKMISTを噛ませればかなりいいと思います。
逆にコントラストをはっきりさせたモノクロでもヘビーメタル過ぎない、柔らかさを残すのはこのレンズのはっきりとした味、だと言えると思います。
嫌いじゃない、けど、なんかいつかF4Pも買い戻しそうな気もする笑
初めての超広角単焦点レンズとしては間違いなくベストバイだと思います。
というか求める方向はそれぞれですが、マニュアル単焦点LOVERのE-MOUNTERであればMUSTなレンズではないでしょうか。