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【レビュー】上手く叱るコツがわかる!コーチング第一人者が書く、叱り上手になるためのテクニック【人を育てる「叱り」の技術/本間正人さん】
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はじめに
今回は、コーチングの第一人者である本間正人さんの「人を育てる「叱り」の技術」のレビューを書きたいと思います。
この本と出会ったキッカケ
職業柄、人と話す.伝える・教える機会が多いです。
恥ずかしながら、私自身、人を指導・注意することが苦手です。
少しでもスキルアップしたいな・・と思っていたところ某図書館で出会いました。「叱り」ってワードが目を引いた。叱るって怖いイメージなので、ドキドキしながら本を開きました。
あらすじ
相手との関係を壊さずに、叱る方法が書かれています。
4部構成です。
Part1~2:叱ることの本質・基本心得
Part3:会話形式でいくつかのケースを取り上げて叱る方法をレクチャー
Part4:叱り上手になるためのポイント
読んでみての感想
最初、Part1~2を読んでみて
怒ると叱るは似て非なるものであることを知りました。
怒り⇒溜めているとマグマのように爆発し、周囲に悪影響を及ぼす
叱り⇒ 上手く怒りをコントロール.昇華させることで、湧き出た温泉のように周囲に良い影響を与える
意識しないと、叱りの効果を出すのは
かなり難しいと思いました。
ただ、基本心得を理解しておくだけでも
グーンと怒りで失敗する率が下がるはずです。また、怒りをコントロールできる効果もあると思います。
Part3〜4を読んでみて
会話形式なのでスラスラ読めました。
事前に関係性(上司と部下・どんな状況か)を書いているので、頭の中でその状況が浮かんできました。イメージがつかみやすかったです。「自分ならこうする」や「こういう状況や展開もあるかもしれないよね〜」など
妄想しながら、読めました。
最後に
読み始めたとき「叱り上手になるって、かなりハードル高いわ…わたしには無理ゲーだわ」と正直思いました。
でも「最初から叱り上手な人はいない。失敗を繰り返して叱り上手になっていく」この言葉で、少しハードルが下がりました。
この本を読んで、上手く「叱る」を使いこなせれば相手の成長につながることを知りました。
上司や先輩から指導されるって、耳障りは悪いし気分は良くないですよね?
恥ずかしいし、できるだけ叱られたくない。
でも、叱られるより叱るほうが
うんとエネルギー使うんですよね。
できるなら耳障りの良いことを言いたいです。嫌われたくないし。なにより言うことで自分自身が疲れる。
社会人になると、年齢を重ねるにつれて叱られる機会は少なくなります。
口うるさい上司や先輩は、もしかしたら言いたくて言っていたわけではなくて自分のことを考えて言ってくれていたのかも…って思うと
ありがたく感じませんか?
明日から、上司や先輩に少しだけ優しくなれそうです。