バスケットボールと空手(武道)
20年前にバスケットの指導プログラムを作る際に参考にしたのが空手
その理由は、同じ指導でもバスケットより歴史が長いのでそこに何かの意味があるのではないかと考えたからです
例えば武道には昇級試験や昇段試験があり、それはより難しくなる「型」を通してどれだけ技を習得しているのかを師範代の先生方がある一定の基準を持って判断してくれる。。。そんな世界です
だから、まだ未成熟な子供でも3級になれるし、パワーで勝る大人でも入会したてだと10級からスタートする
それはある意味平等な評価基準があるようにも感じました
もちろん組手(戦い)をやると、そのパワーがある10級の大人に軍配が上がる事もあるでしょう。。
しかし未成熟な子供の3級に変わりはないので、頑張ってきた歴史は担保されます
それに比べてまだ歴史が浅いバスケット界には「道」がなく、評価基準も曖昧で、勝ったか負けたか、早いか遅いか、高いか低いか、シュートが入ったか落ちたか、誰でも見たら分かる基準で評価してしまいがちなので、努力してる子が居ても、結局負けたら意味がないと捉える人も少なくない
そんなバスケット界だった(今でもそんな思考が普通に蔓延ってる)ので、せっかく努力した事は一定の評価をしてあげて、努力=成長が一番大切な事で勝ち負けで評価する事ではないよ!という事を認識できる選手を増やす事に努めました
そのプログラムを構築してくれたリーダーががっちゃんです
昨今、ロジカルトレーニングや、ブロック練習、ランダム練習などと脳科学や心理学などの学術界で色んな事が証明されてより分かりやすくなってきてますが、トルネードアカデミー(その起源団体:熊本レッドベアーズ2002年活動スタート)は、設立当初から「先人が積み上げてきた物には理由があるだろう」「そこから学ぶ事が大切だろう」
バスケットだから我々がバスケットの指導者だからと言って、まずはバスケットから学ぶ、と言うより。。。という考え方でプログラム作りと実践を積み上げてきたので、結局そのプログラムは、ロジカルでもあり、ブロックやランダムを取り入れて、全ての人がそれぞれのペース(個性&特性)で習得していけるモノになってきています。
東洋、西洋で分ける
ヨーロッパ式、アメリカ式、日本式で分ける
武道、スポーツで分ける
そんな思考ではなく、人が学ぶ、人が身に付ける、人が教える
人を分母で考えると根本は変わらない、後は、そのスポーツの性質や団体の理念や目標によってプログラムの作り方が変わってくるだけ。。。
そんな学びと実践の歴史もあり「初心忘るべからず」という先人の教えもあるように、我々の中には「はじめの一歩」として、まずはバスケットボールを楽しんでもらう事からスタート、そしてその好きをコツコツ積み上げる事を評価するようにしています
武道の世界、道の世界では「基本」が大事
アメリカの優秀なバスケットボールコーチも「基本」の大切さを説きますその基本(ベース)を何にするのか?
流石にそれを見つける、決める為には学びと実践に時間がかかりましたが、そこはバスケットの性質からひも解いて見つける事ができました
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