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RSラストゲーム・両チームにとって最高の試合

前日に西地区優勝を決めたキングスと同地区4位でワイルドカード下位が決まった広島の試合。
コンディション調整でダーラムと広島ブラックシアーがロスターを外れ、消化試合かと思われた試合はライバル同士らしく最高の試合になった。

2022‐23レギュラーシーズン最後の試合レポートを張り切って書いていきます!

Bリーグ公式Bリーグ公式 サーバー重すぎ

■セカンドユニットが躍動③

先日のG1で優勝を決めたキングスはいつも通りのメンバーでスタートを切るが開始3分で14-2のネガティブランを作られてしまう。
早々にタイムアウトを入れててテコ入れ修正をはかるもスタメンがどうもピリッとしない。

残り5分を切ったところで

牧、フリッピン、ヒュー、松脇がコートイン。

「おっスタメン元気ねーじゃん・・・・しゃーない。ひと仕事すっか」感ありあり。

ダンカンとコーのを中心にスコアを立て直し、ゲームを作っていく。

正直前日のG1の勝利で西地区優勝を果たせたのでG2はスタメンとローテーションメンバーの出場時間をコントロールする為にセカンドないしサードユニットの出場時間が増えることが予想されたけど、

普通にセカンドユニットの方が良かった。スタメンよりも。

ヒューもタマヨも松本もコーも田代も松脇も。きっちり自分たちで価値を証明してプレータイムを勝ち取ったまで思えるほどに良かった。

ヒュー  22分29秒
タマヨ 23分19秒
松本  18分40秒
コー  25分04秒

セカンドユニットのプレータイムが長いメンバー          

岸本  09分46秒
今村  10分21秒
クーリー17分31秒
ダンカン16分41秒
ダーラム  休養

コンディション調整組        

最終的には広島#10上澤俊喜のブザービーターで敗戦してしまったけどスタメン組のピリッとしない空気を切り裂いたのは間違いなくセカンドユニットのメンバー。

セカンドユニットの素晴らしさにキングスの強さの深淵を垣間見た素晴らしい試合だった。

余談:ブザービーターって表現、超カッコよくない?試合終了のブザーを勝利がビートするって事でしょ?
俺が命名するなら普通にブザーショットとかになるよね?最初にブザービーターって言ったやつのセンスすごすぎると思う。

■田代「跳べ」渡邉「ッ!」


前日の牧→ヒューに続いてアリウープがさく裂woooooooo!



⬇3Q残り40秒あたり⬇

エンドスローからお得意のビッグマンがボールを受けて田代がトップで手渡しパスを受け取りヒューとのピック&ロール。
いや多分ピック&ダイブが正しい。クーリーもよくやる、ピックをしっかりかけずにリングに向かって走りこむタイプのピック&ロール。

ヒューとクーリーのダイブに決定的な違いがある。

ゴール下でフリーになるのがクーリー
ゴールより高い所でフリーになるのがヒュー

ジャンプの踏み切りさえできるスペースがあればヒューは空中でフリーになれるってわけですね。


田代「跳べっ」    ≡(    ポーン
ヒュー「ッ!」  ブワッ


キャッチ & JAM!!!

めちゃくちゃカッコいい。俺は「OHHHHH! Woooooo!」ってそれっぽく声を上げた。


キングス公式さんアリウープ載せてよー。


んーーーーー勝手に描いちゃお!


勝手に描いちゃう


ヒューの高さと速さは前半戦になかった武器。明らかな武器。
ディフェンス面でもリムプロテクターとして空中で影響を与えられる稀有な選手。
遅れて跳んでボールに間に合うのは日本人として異次元すぎる。ここだけ切り取れば八村塁と渡邊雄太よりも上だと思う。

まーじでリーサルウェポン。ヒューがスパークすれば勝利はグッと近づくよ。


■タマヨのシーズンハイ11得点

23分のプレータイムを得たタマヨがシーズンハイの11得点をマーク。

やっぱりシュートフォームが綺麗。
NBAでもあんなに綺麗なフォームはそうそういないって。

ジャンプショットもピタッと止まって決めた。毎回毎回「ぃゃぁ~綺麗」って言ってるわ。

スリーポイントもいいけど個人的にはポストアップの方がしっくり来てるように見えた。大学のころで慣れ親しんだPF(4番)ポジションのステップとジャンプショットが素晴らしくカッコよかった。

メイヨに対してアイソレーションでしかけるシーンもあったし3番ポジションには一定の手ごたえを感じているはず。

Bリーグで戦えるパワーというか硬さ?を身に付けられればマジでエバンスの様な3.5番選手になれると思う。

どう考えても才能はBリーグで1,2を争う選手。
キャリアハイ11得点をきっかけにCSでも出場機会をつかんで、ヒーローインタビューで

タマヨ「私がファイナルピースのタマヨです」

ってやってほしい!


※ちなみに才能1,2を争っている対抗馬は渡邉飛勇選手です。この選手もいい選手なので皆さんチェックしてください。

■松本が自らの価値を証明

#11松本が良かった 。タマヨが加入してからベンチ入り出来ずにコンディションや試合勘が心配だったけど、めちゃくちゃ身体動いてた。キレッキレよ。なんかめっちゃガタイ良くなってない?
このコンディションの良さはロスター入りが叶わなくても腐らずにいい練習が出来ていた証拠。
試合に出るつもりのない選手があんなパススピード出せないよ。よく意識を切らさずに練習に取り組んでいたと思う。

すげぇ尊敬するわ。俺なら秒で腐ってる。

B1トップクラスのチーム広島にもひけを取らずキングスのバックアップメンバーとして十分すぎるほどに活躍をした。

自身で価値を証明した素晴らしい活躍だったと思う。

■広島の美しすぎるゲームウィナー


前日の優勝決定でキングスはCSに向けてのプレータイムの余白を得ることが出来た。広島も4位が確定した為、正直もっとメンバーを落としてGAME2に挑むと思った。

たぶん、NBAとか見てる人は全員そう思ったよね。「消化試合確定だからつまんないだろうな」って。


間違えてましたごめんなさい。

琉球、広島「おっ?祭りだぞ?騒げ!」
と言わんばかりお互いバチバチにやりあった。

どちらも主力をロスターから外すムーブだったけど試合に出ているメンバーはバチバチ。

前半は殴り合い、後半は思いディフェンスゲーム。
ヒューが派手なアリウープをかましたかと思えばエバンスがヒューの上からダンクをぶちかまして睨み付ける。
会場のボルテージは高まりマジでお祭り状態

4Q残り30秒を切ったところで上澤のパスをコーがスティールし速攻で同点に追いつく。70-70
残り13秒広島が選んだエバンスの1on1はまさかの松本が封殺!キングスが守り切ったと思ったところで上澤の3ポイントがブザーをビートして73-70試合終了!

広島はこれ以上ないサイッコーのかたちでCSクォーターファイナル千葉に向かうことが出来る。


キングスもセカンドユニットが強度高く長い時間プレーできたし強敵広島を追い詰めることが出来たのは本当に最高だった。

西地区のライバル同士、お互い最高の状態でCSに臨むことが出来る。


■懸念点は牧のコンディションか

個人的にはちょっと牧の状態が心配。ターンオーバー(TOV)も増えてきて一時期持っていた固有の支配力が低下しているように見える。

出来ることが増えすぎて迷いが出ているのかもしれない。コールしかけたセットをキャンセルして他の4人に伝わっていない事も増えたし、サイズのミスマッチが起きてるのを見過ごしてしまうシーンも散見された。

コーの復調があるとはいえ牧のハンドラーの時間帯は少なくないのでコンディションを戻してくれるかどうかは大きなカギになると思う。




MA



とはいえ大丈夫でしょう。だって牧だもんね。
苦境に立たされてもひょいひょいっと乗り越えて自分たちの想像のひとつ上に行く牧だもんね。ここは意外と心配してない。
ただ出来ることが増えすぎて選択がごちゃごちゃしてるだけよ。

ミニマリストらしくやるべきことを整理してCSに臨んでくれるでっしょう!


たのんだでー牧!

■まとめ


牧・小野寺「エバンスの日本語はワシが育てた」

Bリーグ公式サイト重すぎてパンクしてるやろ。


千葉ジェッツ、川崎、横浜BCのことは関係ねぇ。

今は名古屋ダイヤモンドドルフィンズの事だけ考える。絶対に負けない!

絶対に勝つ!

かかってこいや!!!


西の王者(のブースター)より

キングス公式Twitter


たつまる


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