柿茶
僕は小学生から高校生活まで柿茶だった。
一度僕の水筒に近づくと二度と帰ってこない魔法のお茶。まあそれが普通だったし、おかげで夏の体育や運動会あとでも誰も僕の水筒には寄って来なかった。
まあ、慣れてしまってたが皆んな麦茶の全盛期に
何を思い彼女は柿茶にしたのか、、
来る日も来る日も、炊き出しては、、
遂に、中学生の時には、ようやく手に入れたポカリのシルバーの保温カバーまで茶色く染まるまで頑なに柿茶を凍らしてまで用意してくれていた。
最近、たまたまコンビニで買ってきてくれた女の子からルイボスティーをもらい衝撃が走った、、。
こ、これは、、?
ま、まさか、、
まさしく、、上品なあの"柿茶"だった、。
うわー、、不味い!懐かしい、、無理。
2023年の遙か昔の1979年あたりから
彼女はルイボスティーを先取りしていたとは、
恐れ入った、、。
そもそも、
なんやねん、柿茶って、、。
つづく、、