脇役って個性があるんだよ

ステーキの横のクレソン

どうも、クレソン農家の、たつじです。野菜の本はたくさんあるが、他の作物に比べてクレソンに関する本はどうも少ない。ネットで検索したら、ステーキの横のクレソンという本を見つけた。著者は俳優の市村正親さんだ。

「すごいなぁ〜俳優をしながら、家でクレソンを育てているのかな？きれいな水ならともかく、どうやって、クレソンを栽培しているのかな？一流の俳優だからできるかもしれない。なにせ一流だもの、ヨシ、買ってみよう！」というわけで、さっそく注文してみた。

10日後ぐらいに本は届き、わくわくしながら読んでみた。「市村さんなら、すごい栽培方法を書いているはず。いいのかな〜そんな大事なことを本に書いて」

えっ！クレソンのことが書かれてない！

ひとりっこ気質とか三日坊主とか市村さんの性格について書かれている。59歳で父親になって、とても感謝している等。市村さんの人生そのものの本。

そりゃそうだ。家でクレソン栽培するわけがない。あまりにも脳内がクレソンクレソンで、いっぱいになっていたから、すぐに飛びついた僕が悪い。冷静に考えても分かることだろ。本当に僕ぁバカだなぁ。ん、チョ待てよ

ステーキの横のクレソンと書かれている。

読んでみると、劇団四季時代に浅利慶太さんに、こっぴどく怒られたらしい。だけど、ときにはいい言葉ももらい　

おまえはステーキの横についているクレソンみたいなやつだな　ステーキにはクレソンが絶対に必要なんだ　

市村さん自身も

刺身にワサビ、寿司にショウガ、ステーキの横のクレソン。主役ではないかもしれないけれど、そこに欠かせない個性ある存在。それが僕。

感謝の気持ちで受けとめている。すごいよー😄　人と比べるのではなく、それぞれに個性があるのだと、この本を読んで教えて頂きました。

比べない

山奥で1人、農作業をしていると、ふと思う。今やっていることは、はたして正しいのか？生活していけるのか？もういいよ、疲れた。休みたい。でも幸せは他人が決めるものではない。自分で決めるものだ。一見すると他人のものは幸せそうに見える。車、服、結婚している、していない、子供はいる、いない　きりがない。もし、僕に個性があるとしたら、山奥で農作業を続けることかな。人と比べずに続けていこう。やっぱり一流の人はいいことを書いていました。どうもありがとうございました🙇‍♂️