『魂を亡くした』ことを『マブイを落とした』といいます

忙しい時は心を亡くすといいますよね？
僕もあたふたしているときや、テンパってるときは心を亡くします。
いや、マブイを落とします。

マブイとは
｢あの子、めちゃめちゃマブイなぁ｣
ではないです。

マブイとは沖縄の方言で魂のことです。
マブヤーとも言います。

とてもショッキングなことが起こったり、疲労困憊で自分を見失ったり、精神的に落ち込んだりするとき、
魂をどこかに落とした感覚になりませんか？

例えば、転んで泣きじゃくってる子供に、おばぁが｢マブヤーマブヤー｣と言ってマブイを拾って上げる動作をします。
そうすることで子供もどこか安心するのです。

僕も小さい頃はケガ等をすると、おばぁにマブヤーマブヤーしてもらいました。

でも今思えばマブヤーマブヤーの動作は一緒に痛みを分かち合う行動なのかなぁと。

１人で困っている人を孤立させてはいけない。ゆいまーる精神（助け合い）に似ています。

マブヤーを落とすってことは要するにですよ、体と心のバランスが崩れるってことです。

心が離れると言いましょうか。それを元に戻すんですね！
北斗の拳の｢愛を取り戻せ！｣ってことですね。違うか！

「でもなぁ、沖縄の方言って覚えられないよなーっと思っているそこのアナタ！」

もう一度いいます。
｢あの子マブイなぁ｣のマブイではないです。魂のことです。

でも｢あの子マブイなぁ｣で覚えてくれてもかまいません。覚え方なんてみんな自由ですから。