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尼崎事件の角田美代子元被告の手口とスティーヴン・ハッサンの脱会指南書の類似点とは

デイリー新潮の記事によると、角田美代子元被告の暴力担当者として数々の犯罪に関与した李正則被告が供述調書の中で、スティーヴン・ハッサンの著書『マインド・コントロールの恐怖』(恒友出版、1993年)に言及していました。この本の翻訳者である浅見定雄氏は、東北学院大学教授として、日本基督教団やホーリネス系の牧師たちを指導しながら、自らも統一教会信者に対する拉致監禁・強制改宗に関与してきた人物です。統一教会を悪の組織に仕立て上げたこの本は、人心掌握術や犯罪者の心理学的テクニックをも具体的に紹介していました。

デイリー新潮の記事によると、李正則被告は尼崎事件の主犯格である角田美代子元被告がいくつもの家族を破滅に追い込んだ手口には「参考書」があったのではないかと指摘していたそうです。その「参考書」というのが、スティーヴン・ハッサンの『マインド・コントロールの恐怖』だったのではないかと言います。李正則被告は、神戸刑務所に移送される前に、拘置所の中でこの本を読んでいたそうです。

李正則被告は角田美代子元被告の手口との類似点を、本から抜き出してノートに控えていました。その類似点というのは次のようなことでした。

⒈ 自分の過去の生い立ち、仕事、趣味、友人を色々聞き出す。
⒉ 人々の願望をもてあそぶ。約束するものを提供しない。皆を罠に掛け自尊心を壊してしまう。
⒊ 目標達成のためには、たとい一晩中起きていることになるとしても、やむを得ない。

〈この本を読んでいるところを見たことはありませんが、あまりにも美代子がやって来たことと同じです。このような本を読まないで自然と身につけたものなら美代子は「悪魔」としか言いようがないと思います〉

と述べて、李正則被告は供述を結んでいたそうです。

角田美代子元被告がこの本を実際に読んでいたかどうかは不明ですが、この本は統一教会に数々の濡れ衣を着せながら、信者の家族を破壊してきただけでなく、悪質な人心掌握術をも提供してきたと言えます。

李正則被告の供述は、牧師たちによる拉致監禁・強制改宗が悪質な犯罪であることを間接的に証明しています。このような悪質な犯罪に関与した牧師たちは、一刻も早く、家庭連合(旧統一教会)の信者たちに対して謝罪するべきだと思います。

資料:https://www.dailyshincho.jp/article/2024/11241052/

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岩本龍弘
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