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森山諭牧師の強制改宗を批判した副牧師が日本基督教団で牧師をしている

統一教会の信者を拉致監禁して強制改宗させる森山諭牧師のやり方を批判した副牧師が、今も日本基督教団で牧師を続けていることがわかりました。日本基督教団中目黒教会の小豆真人牧師は、かつて日本イエス・キリスト教団荻窪栄光教会で副牧師を務めていました。

インターネット上に公開されている大喜多紀明氏の論文の中に、光言社が1993年に出版した『強制改宗:引き裂かれた信教の自由』からの引用があります。その箇所を以下に引用します。

〈昭和六十二年一月二十五日付の「クリスチャン新聞」には「荻窪栄光教会(森山諭牧師)がここニ、三年間に急激に会員が増えた背景には、統一教会からの回心者があげられる」と書かれている。森山諭牧師自身も改宗を迫った田中さん(仮名、二十二歳)に、「統一教会の人は筋がいい、うちの教会もずいぶん助かっている」ともらし、その教勢拡大の腐敗ぶりを暴露している。しかも牧師はその改宗作業に、信者でもない宮村峻という明治大学時代激しい左翼運動を行っていた人物を起用している。宮村氏自身も「私はクリスチャンでもなければ栄光教会の信者でもない」と明言しているが、このような、なりふり構わぬ改宗活動に対しては教会内部からも批判の声が上がっている。同教会の副牧師である小豆真人氏は「ああいうやり方(監禁して改宗させる)は森山牧師の実績となるかもしれないが、賛成はできない。脱会して本当の信仰の道に進もうとする人は、次第に宮村さんと付き合わなくなっていくでしょう」と述べている。〉

資料:大喜多紀明「〈研究ノート〉カルトという蔑称と反カルトに内在するカルト性/定義なき言説と対立の諸相」『人文×社会』第8号、p.122以下。

画像:https://x.com/mikatsuki10/status/1771081718889431396?s=61&t=Rjx_3Dh0SvCR7m4AABMF-g

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