ウォール・ストリート・ジャーナルが教皇フランシスコの反イスラエル発言を非難
ウォール・ストリート・ジャーナルの編集委員会は、教皇フランシスコがガザで進行中の紛争でイスラエルに反対する「側」を選んだことについて、教皇を激しく非難しました。
同委員会は今週の論説で、「教皇はハマスとイスラエルの戦争でどちらかの側についた。見出しには必ず『教皇』『イスラエル』『ジェノサイド』が出てくる。反イスラエル勢力の大勝利だ」と述べました。
教皇は、エルナン・レイエス・アルカイデ氏との『希望は決して失望させない:より良い世界に向かう巡礼者』と題された一冊の本の分量に及ぶインタビューの中で、イスラエルのガザにおける軍事行動がジェノサイドの「技術的定義」を満たすかどうかについて、国際的な専門家による「慎重な調査」を求めました。
このインタビューの抜粋が先週の日曜日に出版されました。その本の中で教皇は「一部の専門家によれば、ガザで起きていることはジェノサイドの特徴を持っている」と述べています。
教皇フランシスコはすでにイスラエル軍のガザ侵攻を「テロ」や「虐殺」と表現していましたが、イスラエルの行動はジェノサイドに当たる可能性があると示唆することで、発言を大幅にエスカレートさせました。
「ユダヤ人が、自らを滅ぼそうとする敵と複数の戦線で生き残りをかけて戦っているときに、教皇が、ジェノサイドの被害者であるユダヤ人をジェノサイドで非難するのは穏当ではない」と同誌の論説は主張しています。
「特に、戦争のきっかけとなった10月7日の非武装のイスラエル民間人に対する残虐な虐殺と、それに続くハマスによる無実のパレスチナ民間人を人間の盾として利用する戦略の後ではなおさらである」と論説は付け加えています。
ジェノサイドという言葉を使うことによって「教皇フランシスコは、ガザを平和に近づけることはできなかった」とウォール・ストリート・ジャーナルの編集委員会は述べています。「教皇がしたことは、ユダヤ人の敵に対しても、文明社会全体の敵に対しても、援助と慰めを与えただけである。」
資料:ブライトバート・ニュースのトーマス・ウィリアムズ博士による記事