IPOを目指すCFOの1日〜シャカリキ奮闘日記〜
こんにちは!マーケロボCFOの市原達大(TAPPY)です。
今回のテーマは「私の1日」。早速始めてまいります!
1.CFO業務って、こんな感じ
▼のっけから言います、定例化された1日のスケジュールなんてない!笑
マーケロボメンバーの活き活きとした日常を既にご覧いただいている方もいらっしゃる事でしょう。誠にありがとうございます。
「CFOの1日」なんて銘打って、それに興味があって読んでくださってる方も、(もしかしたら)いることでしょう。本当にありがとうございます!
でもね、みなさん…スタートアップのCFOに、1日の定例化されたスケジュールなんて、全くないんです。
CFOはミドル・バックオフィスの長、会社の最後の砦的なポジションです。マーケロボでは、良い意味で個性に溢れたメンバーが賑やかな動物園のように、毎日ワイワイと働いています。メンバーに出来るだけ自由に活躍してもらいつつ、会社として守るべき最低限は、何としても守ってもらう。
自分1人だけでは会社は守れません、みんなが会社を守りたく成るような文化を醸成していく、その基盤となる事を常に念頭に置いて業務に臨んでいます。
▼さはさりとて…業務の中身もご説明します
現在、私が担当している業務がこちらです。
①財務・会計・税務(10%):CFOド真ん中業務ですね…ただし、これに使っている時間は多くて10%程度。
②予算管理(10%):これもCFOド真ん中業務、予算の策定から実績集計、結果の分析なんかもします。
③監査法人・証券会社(10%):上場を目指すとなると、避けては通れないのがこの辺りの業務。
④資金調達(10%):マーケロボでは、現状、新株発行(Equity)は代表の田中が、銀行融資(Debt)は私が担当しています。
⑤法務・知財(10%):こう言う事もCFO業務の一環です。ビジネスモデル特許も、メインで担当しました!
⑥IT(10%):ミドル・バックオフィスのシステムは私の管轄になります。開発ディレクターYさんの力を多分に借りながら、整備しています。
⑦労務(10%):36協定に代表される労務時間管理とか、上場を目指すにはやはり必須ですね。
⑧その他(30%):これが曲者でもあり、醍醐味でもある部分。多分30%くらいあります。
自分で言うのも何ですが、何と担当エリアの広い事でしょう!笑
三面六臂の阿修羅でも手数が足りない…生身の人間である私では正直キャパ越えの連続です。修行、修行、修行…心頭滅却すれば火もまた涼し。
でも、何より自分でその環境を望んで、トーマツ(監査法人)からマーケロボにJoinしてますし、どうって事はない。自分のやる気次第で本当に幅広い事に挑戦できるし(現にさせてもらってるし)、この環境には正直とても満足しています。
とにかく泥臭く、手を抜かず、一個一個着実に進める。そんなことを日々意識してやっています。
2.業務に色を塗ってみる
▼①②、③④、⑤⑥⑦、そして⑧
本当にざっくりですが、区分するとこんな感じです。
①②:財務・会計・税務・予算管理(20%)…いわゆるコア業務、これ出来ないと存在意義(Chief Financial Officer)を失う感じ。
③④:監査法人・証券会社・資金調達(20%)…コア周辺業務、ちょっと特殊スキルでもあり、これ出来るとおそらく重宝されます。
⑤⑥⑦:法務・知財・IT・労務(30%)…一般常識+αの素人からスタート、めちゃ苦労しています。でも「分かりません」は許されない、それでは会社を守れない。いつだって「最後の砦は自分」、という誇りをモチベーションに日々勉強してます。(逆に⑤⑥⑦専門の方がCFOをやると①~④に苦労するんだろうな…。)
そして⑧:その他(30%)…これは何がどうというより「あり方」の部分。多分これがなくたって業務は回る。けれども、自分がどうありたいか、マーケロボがどうありたいか、そういう進路・舵取りをしていくには決定的に重要な時間だと思っています。
3.Tipsなどを語ってみる
私自身、まだまだ修行中の半人前CFOですが、それでも将来CFOや幹部を目指したいと思っている方が、この記事を読んでくださっていると信じて、気を付けているポイントを記載してみます。
▼①②:財務・会計・税務・予算管理(20%)
→何かあれば自分が分かるからこそ「任せる」
マーケロボの場合は、超敏腕な管理のSさん・財経のMさんがいらっしゃるので、お二方にいつもお任せ、おんぶにだっこです。また会計システムの他にも、予算管理はKintoneも利用しています。全部手でやっていたら、日が暮れてしまう(…だけならまだしも、夜も明けてしまう笑)ので、早い段階から仕組みを整える事がとても大切です。
▼③④:監査法人・証券会社・資金調達
→仲間づくり、チーム作り、をとにかく意識する。
私はトーマツの出身なので、この辺の業務は控えめに言っても大の得意です。前職の仲間と話すイメージで、実は話が一番通じやすい方々がこういう人たちかも知れません。
とても大事なのが、前回の記事にも書いた、"I + You = We"とする意識です。これを心の底から自然とそう思えないと、恐らく上手くいかないと思います。敵扱いされがちなお堅い方々ですが、腹を割って向き合えば、深い相互理解が可能です。そうすれば、自ずと一つのゴールに向かう仲間・チームになれます。元より能力はすごい方々ばかりですので、びっくりするくらい力になってくれます。
もし良ければ、前回記事も眺めていただけると、より具体的なイメージが湧くかと思います(スキなどしていただけたら、泣いて喜びます!笑)。
▼⑤⑥⑦法務・知財・IT・労務
→責任の枠組みを広げる、絶好の成長機会と捉える。
ここについては、完全に「気の持ちよう」でしかありません。Must/Have toな感じで「やらなきゃいけない」と思うと、ドンドンしんどくなります。…が逆に、Will/Wantと思えたら、「こういう事も出来るようになりたい」と前向きにチャレンジできるようになります。
個人的には知財は非常に面白いですね、代表の田中のアイディアをビジネスモデル特許として出願するまでの流れを任され、非常に知的好奇心をくすぐられる業務でした。未知の領域を楽しみつつ開拓できるかどうか、が重要です。
▼そして、⑧その他
→聞いて、聞いて、とにかく聞く。
一言でいえば、マーケロボがより強固なWeであるための時間に使っています。みんなの話を聞く時間が一番多いですかね、将来どうなりたいか、最近あった良い話、仕事の愚痴、お酒の力を借りる場面もあります。
CFOだからとかではなく、「市原達大」としてこの会社をどうしていきたいか。それを日々見つめなおし磨き上げていくために、マーケロボという船に一緒に乗っているみんなの話を聞きたいな、と思っています。
私自身、人からああだこうだ言われるのが嫌いな性格なので、求められた場面以外は助言しない事にしています。ただ、聞くだけ。
4.仲間を大募集中!
▼マーケロボのコーポレート事業部が掲げるミッション
私達コーポレート事業部は、"株式公開企業となるマーケロボの基盤として必要十分な情報を素早く正確に管理し、環境整備の徹底を行い前線メンバーにスポットライトが当たるステージを用意する"事をミッションとしています。
マーケロボの文化、コーポレート事業部のミッション、私の記事など、共感してくれる方がいたら、本当に嬉しいです!!!
~最後までお読みいただき誠にありがとうございました~
~ご興味ある方、下記リンクよりお気軽にお問い合わせください~
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