一見何の役にも立たなさそうでやっぱり役に立たないプロダクトが面白い
みなさんこんばんは、福田達也です。
個人的になんですが無駄なものに全力を尽くすことって、無駄だからこそ面白いという側面がある気がします。そして、そんな無駄な努力を尽くしたプロダクトってなんだかわくわくしませんか?
ということで、最近や以前見かけて面白かったプロダクトを紹介します。
先輩風壱号
1つ目は2018年によなよなエールが作った「先輩風壱号」です。AI技術を使って先輩風を可視化してくれるソリューションです。「先輩風を可視化」って、すごいパワーワードですね…。
技術内容は上記に書いてあるとおりです。使われている技術はIBM WATSON Personality InsightsというAI技術を用いた言語解析です。先輩風を吹かしていることを検出し、それが一定時間内に何度かあるということが検知されると、その先輩風度合いによって風の強さが変わるようです。先輩風度合いは、それぞれのワードに応じてポイントが定められています。
飲み会に行くと、ついつい先輩風を吹かしてしまったり、あるいは先輩や上司からの先輩風を受けて困ったりしますよね。しかし、こういった状況は後輩からはなかなか指摘がし辛いもの。このソリューションがあれば、AIの判定により先輩風が流れてきます。そのため、先輩であれば、風を感じて自分で気づくことができますし、後輩側からしても、AIが言っているんだからと理由をつけることで、客観性を持たせることができます。素敵なソリューションですね。
この見るからにいかつい椅子を、飲み会の場にどう持っていくのかという話は知りません。
人の足元にレゴブロックを打ち込むマシン
2つ目は歩いている人の足を検知して、その足元にレゴブロックを打ち込むマシンです。何を言っているのかわからないかも知れませんが、文字通りの意味です。
レゴブロック、小さい頃に踏んだことあるんですが、非常に堅牢なことと、ブロックの角が尖っていることもあり非常に痛いんですよね…。それをわざわざ打ち込んでくるとは、何を思って作ったんでしょうか。
今回の技術で使われているのはOpenCVという画像処理のライブラリです。どこに足があるのかをリアルタイムで検知し、上げている足の足元をめがけてレゴブロックを滑り込ませているとのこと。動画を見ているだけでも痛そうです。
使い道は不明です。
終わりに
今回は一見何の役にも立たなさそうで、考えてもやっぱりどう役に立つのか分からないような、技術を無駄に使ったプロダクトを紹介しました。
ただ、こういう無駄なものって作ってみると面白いんですよね。何をゴールとするのかという部分がはっきりしていて、効果があるかどうかが目に見えやすく、そして作り終わった後にも笑えるという。意外とこういう所で技術を高めていくのも重要なのかも知れません。
みなさんも他に技術の無駄遣いをしているものを知っていれば教えてください。
本日も読んでいただき、ありがとうございました。
また次の記事でお会いできることを楽しみにしています。