片栗粉って英語で何て言うの?【30分チャレンジ】
皆さんこんばんは、福田達也です。
いきなりですが、片栗粉って便利ですよね。竜田揚げに使ったり、料理にとろみを出したり、和食や中華を作ろうとするとよく出てくる印象があります。今日はそんな片栗粉についてのお話です。
片栗粉を英語で呼ぶと?
そんな片栗粉は海外ではどう呼ばれているかご存知ですか?
答えは「ポテトスターチ (potato starch)」です。ポテト(じゃがいも)のスターチ(でんぷん)ということですね。現在日本で買える片栗粉の多くは、じゃがいもが主成分なので、片栗粉=ポテトスターチというわけです。
ちなみに似た響きにコーンスターチというものがありますが、これはコーン(とうもろこし)を生成して作った粉のこと。同じでんぷん質ですが、片栗粉と違って、コーンスターチは加熱してついたとろみが冷めても低下しにくいのでカスタードクリームなどに使われるそうです。
そんな片栗粉ですが、もうちょっと調べてみると、最初はじゃがいもから作られるのではなかったそうです。
片栗粉の原料は?
片栗粉は本来、ユリ科のカタクリ(片栗)の花の地下茎から作られているものだそうです。カタクリから抽出してできた粉なので、片栗粉というわけですね。
しかし、カタクリの花が咲き、地下茎が使えるようになるまでは8~10年かかるそうです。カタクリ自体の自生数も激減したため、今ではこのカタクリの根は貴重な資源となっています。
カタクリの代用としてばれいしょ(じゃがいも)が使われるようになったのは、1882(明治15)年のこと。北海道開拓とともにばれいしょ栽培が奨励され、大量生産されるようになったことをきっかけ、今では片栗粉のほとんどは、ジャガイモのでんぷんから作られています。
現在、片栗の鱗茎は50gで1500円以上など、非常に高級な物となっています。本来のカタクリを用いた片栗粉も探してみたのですが、2002年時点でも製造していないという話が出るなど、本当に希少らしく、売っているものを見つけることはできませんでした。
終わりに
今回は片栗粉について、歴史と英語について紹介しました。
片栗粉=ジャガイモだと思っていたんですが、実は違ったというのは初めて知りました。本来の片栗粉ももう少し探してみたいですね。
余談ですが一時期アメリカに住んでいた時、この片栗粉が中々見つからずに苦労したことがありました。その時はコーンスターチで代用したり、最終的には日系スーパーまででかけて買いにいったのですが、今思えば、ポテトスターチを探せば見つかったかもしれません。
本日も読んでいただき、ありがとうございます。
また次の記事でお会いできることを楽しみにしています。