鉛筆を動かす
今年のはじめから、映画シナリオの書き方を勉強しています。
今回はシナリオの下書きの方法を、また新しいのに変えてみた話。
今まで試した下書きは、
①ノートに線を引く
②原稿用紙を縮小コピーしてA3に4枚並べる
シナリオは、ト書き(地の文)を3マス開ける、とかセリフは一番上から、といった特殊な文字開けのルールがあるので、字数のカウントがめんどくさいんですよね。
①ノートに線を引くに関しては、課題の枚数が少なかったときなので、だいたいノート1枚でおさまるくらいの分量でした。
コピーしに行くのがめんどくさかったんですよね。
②原稿用紙を縮小コピーしてA3に4枚並べる
これは結構気に入ってたのですが、コピーする手間はやっぱりあって、ストックが切れた時にすぐ下書きができないので困りました。
そして今回新しく試したのは
③パソコンのワードを原稿用紙設定にする
メリット
・文字カウントが楽
・一度設定してしまえば(線を引いたりコピーする)手間がない
デメリット
・家にあるWindowsでしかできない
(私が使うMacに入っているのは英語のものなので、原稿用紙文字設定ができないのです…)
・全体が見渡せない
(紙と違うので見たいところがすぐ見れない)
また、今回パソコンを使って下書きをしてみて思ったことは、文字を書くことと、タイプすることの違い。
手で文字を書くというのは、脳の色んな場所を刺激すると聞いたことがあるので、手で書く下書きは書きながらストーリーの展開を考えることができた気がします。
一方、今回は、パソコンで書いて「もうこれ以上増やしたり、減らしたりできない…」と思って清書に入ったのですが、清書で鉛筆を持ったら意外にも柔軟に加えたり減らしたりすることができました。
そういう、手の使い方の違いと創造性ってあるのかもなあと。
この点に関しては、シナリオチャレンジの課題に関しては手書きで提出が義務付けられているので、最終的に鉛筆を持つことが必須です。
ですが、これからシナリオを書く時には、長くなればなるほど全部手書きにしていられる悠長さもなさそう、というのが実際。
打ち出したものを赤ペンで直したり、またタイプしたり、と、組み合わせでやっていくしかないのかなと考えています。
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