外国籍選手の入替と狙い

負け、負け、負け、・・・と正直に言うと、光が見えなかった。成長と言っても、水曜に試合→移動+休養日→練習日→土日に試合、ではあまり効果は望めないと思ったからだ。そこで、新たな光としてロスターに変化があったので紹介する。

3P or ペイント

今シーズンは得点力不足に悩むアスフレ。下の画像は3pとペイントで成功数/確率がリーグのどの位置にいるかを記している。さぁ、3pとペイント、キミならどちらを先に改善する?

画像1

僕の書き方に少し誘導が入っていますが、まぁ、先に改善すべきは「ペイント」でしょう。

降格争い

では改善するとしたらどのような手があるか。
①やり方を変える
②選手が成長する
③選手を入れ替える

①と②にシーズン中に手を打っているし、少しずつだが効果は出ている。だが、「降格争いの最前線」に立っているチームには①と②の結果を待つ余裕がないという現実的な問題があるだろうね。

そこで、③の手段をとることになるわけだ。ただし、選手を入れ替えるといっても「聖域なき構造改革」でなく、外国籍選手のみ。この時期に影響力ある日本人選手が自由契約として残っているのは稀。Bリーグよりシーズンが早く終わる外国リーグで戦っていたり(※1)、Bリーグの他チームでカットされた(※2)外国籍選手を補強するのが主流で、アスフレは後者を選択した。
(※1)昨年のダニエルはオーストラリアリーグ終了後に加入
(※2)出場機会がなく、自分で望む場合もある

選手入れ替え

リーグのレギュレーションを引用

・7-b.各クラブの外国籍選手の登録数は、3名以内

現状、アスフレはシーズン開幕時から外国籍選手を3名登録しているので、新たに誰かと契約・登録する場合は「誰かをカット」する必要が出てくる。そして、厳しい言い方になるが、今後、チームに貢献が少ないだろう選手がカット対象となる。

その結果がリリースされている通り、
・契約解除:ロバート・ギルクリスト(以下、ロブ)
・新規契約:イシュマエル・レーン(以下、イシュ)

ロブは東頭バスケのために選ばれたストレッチ(※3)系の選手。そこそこの3pと身体能力を生かしたリムプロテクト(※4)が特徴。36試合中7試合出場、出場機会は得られなかった。彼に問題があるというよりかはアスフレが上手く活かせなかったという印象が強い。残念ながら、ベンチ外登録時のメガネ姿の方が印象に残っている。
(※3)3pをある程度の確率で決められるPF/Cのこと。
(※4)リム(ゴール)付近で最後の砦としてDFをすること

イシュは203cm/117kg、ペイントを主戦場としている(元メガネ系男子)選手。インサイドの選手として高さは足りないが、幅のある体躯と平面の速さが特徴。冒頭にも述べたが、アスフレの課題はペイント。その課題を解決するための的確な補強と言える。

今後の課題

「ロブとのお別れは悲しいけど、課題に対する補強できたから、もう安心だね」というわけではない。

・課題①方針転換
ロブ→イシュは能力のアップグレードでなく、方針転換を意味している。外を起点にバスケをしていたからこそ、ロブのストレッチ能力が必要であったわけで、今のバスケにイシュを当てはめると外が打てないからダウングレードでしかない。イシュを活かすためにはバスケの方針を変える必要がある。そして、そのバスケを成熟させる時間も必要だ。これが課題①である。今思えば、東頭さんが言っていた「青森に負けて、やり方を変えた」発言はイシュを加えることに向けた布石だったのかもしれない。

・課題②日本人選手
外国籍選手の構成は変わったが、日本人選手の構成に変化ない。現状、日本人に問題がないわけではない。シュート、ドリブル、パス、判断能力、意識、全ての点でまだまだ足りないと思う。これが課題②である。そこは自分たちで変わるしかない。チームのためにも、そして各自の今後のキャリアのためにも成長速度を速めて欲しい。

最後に

チームにお願いしたいことがある。チームのミッションとして掲げている「世界に通用する日本人選手を輩出する」それだけは苦しい状況でもブレないで欲しい。それこそがアスフレらしさの根幹であると思っている。目先の勝利も大事だけどね。チームも選手もまだまだ終わらないから先も見据えておいてねと。

では、また
Go Win Z!!!

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