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アジア選手権@千葉 | 遠征放浪記

9月12日、日曜日。ファンの朝は早い。

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...と言いたかったけれど、実際はスロースターター。(ほぼ16時)

ありがたいことに、フォロワーさんにお誘い頂き『第21回アジア男子選手権大会』を見に行けることになった。Twitterを始めて出会ったバレーファンの皆さんの温かさと優しさには、本当に感謝しかない。ありがとうございます。

思い返せば、現地観戦に恵まれなかったこの半年間。5月の紅白戦(高崎)は有観客だったけれど、その1週間前の国際親善試合、さらに東京オリンピックは無観客になってしまい、見に行くことが叶わなかった。

画面越しに熱戦を見守り、喜び、悔しさもあり、前向きなエネルギーをもらったオリンピック。その熱も冷めやらぬまま、ついにやっと現地観戦のチャンスがきた。私にとっては3月末のVリーグ最終戦以来、半年ぶりである。

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久々の現地観戦。強い刺激を浴びてぶっ倒れるのでは?と思い、地に足着けてしっかりと千葉みなと駅に着いた。そこから千葉都市モノレールに乗...らず、歩いて15分。

ぶっ倒れる準備はできた。

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会場に入ると、タイvsパキスタンの試合が繰り広げられていた。

フロアから聞こえるバン!ドン!キュッキュという音、リザーブから飛んでくる激励の声、ちょっとまぶしい照明、観客席の拍手や賑わいと、シャッターの音。どんな些細なことも新鮮に見えて、感動してしまう。

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ご飯を食べるタイミングを逃していることも含めて、いつも通りの観戦だった。けれど、この半年間はその「いつも」がなかった。このご時世の中での有観客開催には、本当にありがたさを感じる。

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そんな情緒なものだから、口を開けば「や〜ばいっすね」「いや〜やばいです」「やば〜」しか出てこなかった私は、同行者のフォロワーさんをだいぶ困惑させていたと思う。本当に申し訳ない。

第三試合が終わり、客席がより一層賑わい始めた頃、日本代表の選手たちが会場に現れた。選手たちを出迎える今日一番の拍手の余韻に浸っていたら、ボールがテンポ良く無慈悲にこちらへ飛んできた。公式練習が始まった。

一緒に観戦していたフォロワーさんと悲鳴を上げつつ頭とカメラを守り抜いたことが、この夏一番の思い出になった。

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試合については、戦術を語れるほどバレーを熟知している訳でもなければ、印象的なシーンは沢山あって書ききれないので、一つだけ。

コートにこだまする「ァァァァアアアアアイ!」という甲高い声を聞いて、思わず笑顔になった。何度か聞いてきているはずなのに、いつ聞いても新鮮な威勢の良い声。藤井選手の元気の良さは太陽のように、聞いた人の顔や心を上向きにさせるものがあると思う。

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そんなこんな、試合が終わってインタビューを噛みしめながら聞き、コートを後にする選手を見届けた後、フォロワーさんと今日のあれこれを話しながら会場を後にした。

夜風はすっかり涼しく秋の気配、Vリーグ開幕の10月15日が待ち遠しい。

2021年9月12日(日)
第21回アジア男子選手権大会
@千葉ポートアリーナ
予選グループリーグ戦 A組
日本 3-0 カタール


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