スピーカの位置とVRサウンド
ちゃりです。またノートにVRサウンドメモとして書いておきます。
ステレオはどこから出るのか?
ゲームとか、ドルビーとかのスピーカー配置で、スピーカーの位置は
-30度、+30度
にあることが多い。
リスナーの位置から前方が0度で数える。
ヘッドフォンの場合
-90度、+90度
に音がでる。
人間の頭の左右に耳がついているので。
同じレベルで出力した場合の違い
もし、左右両方から同じレベルで音を出した場合に、
スピーカーの場合は、スピーカーの間の位置に音が定位する。
ファントムセンターと呼ばれたりもする。
一方ヘッドフォンの場合は、脳内に定位する。
でも、不思議なことに世の中のステレオ楽曲って、スピーカーでも聞くし、ヘッドフォンやイヤフォンでも聞く。
ユーザー体験としては、どちらも疑問なく脳は処理して聞いている。
脳はかしこい。
VRの場合
VRの場合は、ちょっとまずい。目の前のオブジェクトから音を鳴らしたいと思ったら、左右の音量調整だけでは、その位置からは再生できない。
そこで、さまざまな3Dサウンドの機能を使う必要がでてくる。
でも、これで音楽を流すと、普通にステレオを再生するのと違って、
音がにごってしまって、かえって印象が悪いことが多い。
あと、再生時の処理負荷もかかったり、人によって聞こえ方や感じ方が違うとかもあったり、よき答えが実はなかなかない。
おそらくヘッドフォンで聞くことに慣れてしまっているので、それとの違いの違和感の方が目立ってしまうのだと思われる。
ので、シンプルにはステレオ再生でもいいかなという場合もある。
使いどころを決める必要がありそうなところ。
前後が曖昧
この影響なのかわからないけど、脳内で鳴ることは普通ありえない(自分の声とか血流とか歯ぎしりとか・・・はあるか)
どうやら脳内に定位して、自分の音以外なら前から鳴っていると認識しているっぽい。
さらには、後ろなのか前なのか脳内なのかはほとんど判別できない気がする。 見えているものから鳴っていれば前、見えないものなら後ろ。脳内はありえない。 と。経験則なのかな・・・。