「楽しかった」というのは「楽しみがなくなった」と同義である。

単調な日々の生活の中で何を楽しみに生きるか?
これは社会人や研究に溺れる院生の永遠のテーマである。

朝起きて、大学に行き、夜遅くに家に帰る。家では寝るだけ。たまにある呑み会を全力で楽しむ。

これの繰り返し。

何が楽しくてこんな生活をしているのだろうか。土日はESを書くためにつぶれ、俺はいったい何を楽しみに生きているのだろうか。

そんなことを思う人は多いかもしれない。俺もそのうちの一人だ。

しかし、そんな奴らに言いたい。

「胸を張れ。それでいいんだ。」

俺の日々の楽しみは、

「アイシールド21」

俺の日々の楽しみは友人から借りた「アイシールド21」を寝る前に毎日1巻読むことであった。

そして今週、遂に読み終えてしまった。

俺はその時気づく。

「俺は生きてたのではない。アイシールド21に生かされていたのだと。」

さらに真理に気づく。

「楽しかった」ということは「楽しみがなくなった」のと同義である 

俺は今週の月曜日からひどくテンションが下がっていた。
日々の楽しみを失ってしまったからだ。

しかし、俺はふと昔、お世話になった碇ユイの言葉をふと思い出す。

「あら、生きて行こうと思えばどこだって天国になるわよ。だって生きているんですもの。幸せになるチャンスはどこにでもあるわ」

その通りだ。この世の神羅万象は単なる事実に過ぎない。
それをどう捉えるかで世界は変わる。

「楽しみがなくなった」ではない。「最高に楽しかった」のである。

感謝しろ。
俺を楽しまるせるために最後まで走り抜いた、

「小早川瀬那」

最後まで必死に作戦を立ててくれた、

「蛭魔妖一」

仲間を守るために必死に体を張った、

「栗田良寛」

本当にありがどう。お前らの頑張りで俺がいる。
感謝してもしきれない。よくやったよお前らは。

毎日が楽しくないだと?馬鹿なことを言うな。

これだけでいいんだよ。
これで充分なんだよ。多くを求めるな。    
あるモノに感謝しろ。

胸を張れ、同志よ。
そして俺は次なる楽しみ、

「金色のガッシュベル」

を手に取った。

ザケルガ!!!!!!!ラシルド!!!!!!

きよまろーーーーっ!!


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