その正義感こそが
ワクチンの廃棄が連日ニュースに挙がります。これだけ大量に接種がなされているのですから、ミスや事故は避けられません。それを大袈裟に取り上げる報道にも問題があるかもしれませんが、それにまんまとのせられて、怒りをあらわす人々は、さらによくないように思います。
保健所に抗議の電話が集まるなどするそうですが、それこそが接種をストップさせ、担当者を痛めつけている、加害行為なのです。若年層に接種するのはけしからん、などと正義感をぶつけるその行為が、どれだけ酷いものであるか、その人には分かりません。
ワクチンは廃棄するな。しかし若者には打つな。こんな自分勝手な正義感をぶつけて、システムと人の心を破壊することの意味に気づくならば、その人は幸いです。
そうです。廃棄に怒るならば、私たちが数限りなく毎日廃棄している食料品のことを思えばよいのです。私たちは、自分自身に怒るほうが、よほどひとと社会を幸せにするのです。
#幸せのバイブル
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