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手を広げる

ここでいう「貧しさ」は、たしかに生活のことを指しているはずです。人類は、貧困をなくそうという理想を掲げはしましたが、聖書はそんなことはない、と言っているかのようです。
 
その現実を踏まえて、ではどうしたらいいか、を提言していると受け止めましょうか。誰か他の人や政府などに責任を負わせるのではなくて、あなたが、そう「あなたに命じる」という形で迫る言葉がここにあります。「手を大きく開きなさい」
 
私たちはなんと手を、心を、閉じていることでしょう。「自己責任」などという都合のよい言葉で武装して、自分を正義にしたがります。
 
でもそこには、幸せを覚えることが、なんだかできないような気がしてならないのです。自分がいい人と評価されたいなどという意味ではありません。空を見上げれば、そこから声を聴くような思いになれる、そうしたら、閉ざしていた手を、少しだけでも、広げることができる、そんなふうに思えないでしょうか。
 
#幸せのバイブル

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