(非公式)限築杯がスムーズに進むために必要な心得(非公式)
この記事は公式ではありません。
円滑に大会が進むことは全員の幸福であると考え、全員がそのベクトルに向かって行動することを望む、個人の意見です。
自分が危惧していること、できれば大会参加者も少しだけ認識しておいてほしいことを記載しています。
※言葉が強いかもしれません。
▽引き分けが多発するかも?
トーナメントは大前提として時間は50minしかありません。
ヴィンテージで50min使い切ることは結構稀ですが、インベイジョンブロック構築は20年前、プロプレイヤーとして活躍していた人たちでも公式のカバレージで1-1後対戦する時間がなく、引き分けになってしまっているケースが見つかります。
引き分けはトーナメントを進む上であまり参加者にメリットがありません。望むものでないのであればなおさらです。
長丁場のトーナメントで50minいっぱい使うと追加ターンも含め全体の遅延にもつながりますし、(その立場にはありませんが)運営側の負担も大きくなるでしょう。
まず第一に「望んでいない引き分け」は誰も得してないから発生させないようにしたいね、というお話でした。
▽引き分けにつながる要因は?
とはいえ参加者は百戦錬磨の20年選手です。本当に引き分けがたくさん発生するのでしょうか?
僕は発生すると考えます。
その要因は大きく二つ。
・トーナメントで自分が使える時間が曖昧であること
・環境が非常に低速であること
この二点です。
▽トーナメントで自分が使える時間って?
50minのうち、自分が使える時間は25minになりますが、その時間がすべて対戦している時間に充てられるわけではありません。
サイドボードの選択やシャッフルが発生します。特にシャッフルはテーブルゲーム固有のため、アリーナやMOより持ち時間は少ないのです。
また、自分の消費した時間が対戦相手より多いということは、言葉を選ばずに言えば適切なプレイではありません。
コントロールだから長く使ってしまっても仕方がないという意見はただの甘えです。赤単スライだったらコントロールより短くしないといけないんでしょうか。違います、全員が適切な時間でプレイするべきです。
呪文の応酬を行ったとき、MOと違ってチェスクロックがないテーブルゲームではうっかり50minの中で多く時間を使ってしまいがちです。
自分が使える時間を把握しておくことは重要です。
1-1となった最終戦、時間が残り5分で終わるような環境ではないので、お互いに泣かない為にも持ち時間の意識は持った方が得策です。
▽環境は遅いのか?
相対的な評価ですが、あらゆる環境と比べてもウルザの激怒のキッカープレイが横行するこの環境はほとんどの場合で遅いといえるでしょう。
しかし、決着までのターン数以上に弊害になるものが存在します。
嘘か真かです。
この呪文を唱えて解決するまでの時間は通常のドロー呪文の何倍もかかる場合があります。
しかも採用率も馬鹿みたいに高いです。相手とこちらで8枚採用していればそのたびにゲームが止まります。
貴方が5枚分ける間、時間が止まっているわけではありません。
撃たれて嫌な呪文ですが、分ける時間はせいぜい30秒以内に済ませなければゲームを満足にプレイできなくなる可能性があることは認識を持っていた方がよいでしょう。
嘘か真かを唱えられた時の分け方は練習しておいた方がいいです。
明確な方針として「可能な限り2:3に分ける」「少ない方を取らせる」「相手の本当に欲しいカードを理解して選択する」などがあります。
▽言葉きつくない?
そこはごめんて。
▽最後に
この環境はほかのエターナル環境と比べても押し引きのタイミングが非常に重要で、ついつい思考の時間が発生してしまいます。
しかし、トーナメントは50minしかないんです。
かつて50min使い切ったせいでマネーフィニッシュを逃した苦い思い出が、このことを僕に思い出させます。カジュアルな場(だと思っている)限築杯は金銭や賞品の為ではなく、みんなの笑顔のために時間を気にしてほしい。だからこの記事は戒めでもあります。
ゆめゆめ、お忘れなきよう。
たちばな
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