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堅固な幸せ

この苦しみに満ちた人生を.如何に生きるべきか…
欲望への執着を原動力とし.我欲を最優先とした現代社会の歪みが.生き辛さに拍車をかけ.少しの喜びと引き換えに多くの苦しみを.自ら造り出してゆく…
最近では「生まれてこなければよかった」などと嘆く若者たちや.世を儚んで自ら命を断つ人達も増えていると聞く…

そんな物質文明.欲望世界の真只中だからこそ[生きるとは何か]を真剣に考え.悩み.苦しみ.探求し.体験的そして実践的に.絶対的真理と究極的幸福に到達され.涅槃(ニルヴァーナ)を顕現されたお釈迦さまが説かれた仏教の教えこそが.真に必要とされる時代だと言えるのではないでしょうか…


人の身に生まれるは難しく…

今. 命あるは有り難く.素晴らしい…

生きている事自体.最高の快楽である…

智者は.この当たり前の事を.死に直面せずとも知っている…

ところが無明な人達ときたら.幻想に過ぎない名利や欲望の為に.大事な命を削り.命の意味を捻じ曲げて.必ず負ける.死との戦いに捉われ.抗いて.敗れ去り.大切な命を無明に削ってしまった事に嘆くものなのです…


世の中には.仏教の教えだと称するプラパンチャ(戯れ言.能書き.空理空論.綺麗事.単なる人生論.世迷言.形而上の観念.偏見…)が溢れ帰り.得体の知れない神仏や眉唾な力を.拝み.祀り.崇め.唱え.縋り.讃え.頼むのが敬虔な信心.信仰であるかのように錯覚したり.カルトや新興宗教などは人を染脳(洗脳)したり.マインドコントロールして.無思考に盲信することこそが.成仏の道だと嘯き.私などは托鉢していると.そんな因果律も.本当の仏道も解らない染脳(洗脳)されたカルト宗教の決定邪見者の方々から.数千回も貴方は地獄に堕ちると.お褒めの言葉を頂戴して居ります…笑

先ず仏教には.世俗諦と勝儀諦(真諦)のニ諦(二つの次元の悟り)がありますが.世俗諦(苦しみからの解放)に於ける最重要な根本教説こそ四聖諦であり.その実践法が八正道なのです…

そして世俗諦に於ける最重要な言葉とは存在であれ.現象であれ.苦しみであれ.歓びであれ.物事であれ.欲望であれ.システムであれ.何であれ.[生起する性質のものであれば.それ自体の内に.消滅.破壊の原因.要素.芽を持っている]のです…

つまりは今.現在.苦しみ.悩み.不運の中に居るとしても.それはご先祖様の悪業の報いでもなければ.得体の知れない神仏の祟りでもないのです…

苦しみの原因も苦しみから解放される道も全てはその身の内にあり.得体の知れない神仏や眉唾な力などの他力を説くものは.全て愚かであるか.不浄であるか.作為(悪意)があるか.不毛であるか.無明であるのです…

その心を浄め無明の闇を晴らすとは.欲望への貪り.執着.愛着から離れてゆく事であり.欲望世界に魅入られ.自分に執着(我執)し.人からの評価承認に執着し.金銭や財産に執着し.異性に執着し.地位や名誉に執着し.家族や子供に執着し.苦や不満や悩み怒り憂いなどを.次から次へと造り出しているのですから…

所有の欲望を.どれ程積み上げ.どれ程.叶えようと.堅固な真の幸せや歓びを得る事など出来ないのです…更なる要求をしてくるだけなのですから…

堅固で奥深く重厚長大な真の幸せや歓びを得るのは.精神性の向上だけなのです.

そして.真に自分を大切にすると言うことは.よい習慣を身に付ける事に他ならないのですから…

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