たてよこのあれこれ #05
これを書いているのは5月13日。
先日、たてよこ書店の5月の営業を終えて東京に戻ってきた。東京と新潟の往復は車で、かつ高速道路の深夜割引を適用させるように時間を調整している。だいたい20時30分に上越を出発して、25時半くらいに東京の自宅に着く。時間が時間なので周りにほとんど車はなく、ただアクセルを踏み続ける時間が続くのである。
今月の帰路はいつもよりも眠たかった。コーヒーを飲んでも変わらない。サービスエリアで2回ほど寝た。運転しながら「ねーーむーーいーー」と何回も叫んだ。車の中には僕ひとりしかいないので叫び放題だ。移動中は、カラオケにもなるし、寝室にもなるし、映画館にだってなる。
なぜこんなにも眠いのか、、午前中に庭の手入れをしたからだ。まぁまぁ強い日差しの下でひとり花壇に土を入れ、混ぜ、肥料を入れ、混ぜを繰り返した。久しぶりの肉体労働はだいぶ堪えたようだ。夜中の2時過ぎに帰宅してからシャワーを浴びて一瞬で眠りについた。
目覚ましの音がうっすら聞こえた。前日の肉体労働による筋肉痛。
目を覚まして携帯を見ると、どうやら千葉方面で地震があったようだった。眠っていて全く気がついていなかったが、家族や上越の知人からの連絡でその事実を知った。上越にいたときも能登半島沖が震源の地震が度々起きていたので、東京に帰ってきても揺れるのか、、、と思った。
顔を洗って着替えて渋谷に出勤だ。中央線、井の頭線と乗り継いで向かう。
つい数日前まで、視界の開けた道をのんびりと運転していたので、唐突の満員電車は反動が大きい。ぎゅうぎゅう詰めの電車に1時間ほど。身長が高いほうで満員電車の中でも顔が埋まらないのは不幸中の幸いだろうか。
ただ、そんな反動を楽しんでいる自分がいることも事実だった。今年は学生最後の年だが、卒業してもUターンするつもりはあまりない。東京と上越の2拠点で生活しながら、たてよこ書店の事業も展開していきたいと思っている。どこまでできるかはわからない。でも空き家（不動産）を契約した以上、もう引き返すことはできない。すぐに大きなインパクトを生むこともできない。地道にコツコツと前進あるのみだ。
