★「恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの」
…かっこいい。
シンプルに本質を突いていると思った。
「恋と愛ってどう違うんだろう」って、本気で人を好きになると誰でも一度は考えるんじゃないかな。
私も考えてみたことがあるけど、昔は「恋が熟したら愛」くらいの漠然としたイメージだった。
あとは、サン=テグジュペリの言葉を知ってからは、「恋はお互いを見ている段階で、愛は一緒に前を向く段階」というイメージだった。
これはこれで気に入ってる自分なりの定義。
自分本位か相手本位かで、恋と愛を定義するのもカッコいい発想だなと思う。
それでいくと、自分本位の恋の段階は、意外と短いのかもしれない。
片想いは別として、お互いに好きという気持ちでいることが分かったら、「もっと知りたい」「もっと会いたい」という自分の気持ちが大きくなる。
遠距離の場合とか、仕事が忙しすぎる場合はペースが落ちるかもしれないけど、お互い同じ気持ちだったら、頻繁に会ったり連絡を取ったりするようになる。
それで相手のことを知るにつれて、「自分はこうしてもらいたい」「自分はこうしたい」という気持ちよりも、「相手にこんなことをしてあげたい」という気持ちの方が大きくなる。
それまでは自分が喜んだり嬉しくなったりすることを優先しているけど、だんだん相手が喜んだり嬉しくなることが自分の幸せになっていく。
でもこれも相性なのかな。
三輪さんの言う恋から愛に移っていくタイミングが合わないと、「自分は愛されてない」「自分の気持ちだけが大きい」という不満につながってしまう。
あと、あまりに自分本位な人で、相手本位に移っていかない人だと、やっぱりすれ違ってしまうんだろうな。
恋も楽しいけど、愛のある人生がいいな。