「ただあなたらしくいればいいの。あなたより良い人なんていないんだから。」
自分が良い人だなんて、何の根拠もない。
ましてや自分より良い人がいないなんて、そんなわけはない。
テイラー・スイフトが私のことを知ってるわけでもないし、私に直接言ったわけでもないけど、なんだかぐっときた言葉。
そこで、考え方を変えてみると、他人と比較しなければ、「自分より良い人なんていない」と言ってもいいと思えた。
他人と比べるから、
私より優しい人はたくさんいる
私よりユニークな人はたくさんいる
私よりおもしろい人はたくさんいる
と思ってしまう。
例えば、他人の優しいところを見つけて、それが自分にないものだと、「私より優しい人はたくさんいる」と思ってしまうのは当然だ。
でも、自分にはあって、他人にはない優しさは、きっとある。
もしかしたらたくさんある。
それに、人によって優しいと思う観点も違う。
自分にしかない優しさは、きっと自分では気づかない。
きっと、無意識に出ているものだから。
ユニークさやおもしろさも同じ。
お笑い芸人を見ていても、どんなに人気があって売れっ子だろうと、万人受けするとは限らない。
年代によっても違うけど、ある人が「最高におもしろい」と思っても、別の人には「うるさい。品がない。」という感想を持たれることはある。
自分のことも、「おもしろい」と興味・関心を持ってくれる人もいれば、「鬱陶しい」「うざい」「あざとい」などと思う人もいる。
何とも思わない無関心な人だってたくさんいる。
だから、「自分より優れている人はたくさんいる」とか「自分が1番になんてなれるはずはない」と思うのは、他人の軸で考えるからだろう。
しかも自分で勝手に作り上げた他人軸。
もちろん、自分の軸だけで考えると、独りよがりになるし、ましてや「自分はこのままで誰にも負けない」ということを外に出してしまうと、周りから嫌がられてしまう。
だけど、それを自分の中で自信につなげておくだけならいいんじゃないかなと思う。
特に自分に自信のない人であれば。
「他の人のこういうところがいいな」「自分もあんなふうにできたらな」と思うところは誰でもあると思うけど、それでも「やっぱり自分はこうしてしまうな」となってるところがあると思う。
そういうのが「自分らしさ」なのかもしれない。
「自分らしさ」というのも、自分が決めるのか他人が決めるのか分からないけど、よっぽどまずいことじゃなければ、自分を無理に変える必要はないんだろうな。
テイラー・スイフトって、なんかカッコいい。