![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68844760/rectangle_large_type_2_b7169c0cce293db8e78685c881d8c06d.png?width=1200)
「自分が幸せならそれでいい。あんまり人のことを考えると地味になる。」
休みの日は絶対にスカート。
仕事している間はずっとパンツ。
「仕事」と「普段」は別。
自分が幸せならそれでいい。
あんまり人のことを考えると地味になる。
主人も「年齢のこと考えるのやめなさい」と言う。
千加・ティルマン
(ChikaLiciousパティシエ)
アメリカ人の男性と結婚し、ニューヨークで「ChikaLicious」というデザートバーを夫婦で経営するパティシエの千加さん。
番組で紹介されたのは千加さんの言葉ではあるけど、旦那さんであるアメリカ人のダンさんの影響を多く受けていた。ダンさんの考え方が、私の持っている北米人のステレオタイプに合致していたので、興味深かった。
隔週で旅行に出かけてしまうところとか、合理的に物事を進めようとするところとか、ユーモアが利いているところとか。
それから、千加さんのファッションの話で出てきた「年齢のことを考えるのはやめなさい」という考え方も。
アメリカなのか、北米なのか、海外全般なのかは分からないけど、外国人は日本人ほど年齢を重ねることに対してネガティブではないと思う。
海外でも女性に年齢を訊くのはタブーだとされているようだけど、「何でも若ければ若いほどいい」という考えがあてはまるわけでもないようだ。
そして私はその考えがとても好きだ。
「何においても30代より20代が優れている」とは思わない。30代は20代には見えていない世界が見える。自分のこともより正確に分かってくるから、落ち着いて楽しめる。年齢を重ねるのは、経験値が上がること。
海外の人は、ファッションも自由だなという印象がある。「好きな服を着ているな」と。
日本だと、服装などの個人の「好み」であっても、「年相応」を求められ、年齢に応じたものでないと「恥ずかしい」とされてしまう。
親と買い物に行っても、「これ、若すぎるかなぁ」と相談されることがあるし、私自身も年齢を重ねるにつれて、「若作り」と思われないように気を付けるようになっている。
いくらスタイルがいいからといって、還暦くらいの人がタイトなミニスカートを穿いているとちょっと目を背けたくなってしまうけど、着たいものを着られていいなとは思う。(スタイルの良さもうらやましいと思うけど。)
「着たい服」かつ「似合う服」、さらに「年相応の服」を探さないといけないから、遅かれ早かれおしゃれ迷子になるんだろうなぁ。
千加さんは、自分が幸せでいるために、あまり人のことを考えないようにしていると言っていた。人のことを考えすぎると、服が「地味になる」とも。
これも共感ポイントでした。
私は華美な服装をして目立ちたくない。「仕事できないくせにおしゃれしやがって」と思われたくないから。お客さんとか外の人から「派手な人がいる」とかクレームもつけられたくないし。
それに加えて、職場の他の女性と色被りしないことも意識して避けている。服のブランドが違っても、色が似ているというだけで、気まずい感じになる。相手とあまり仲が良くなかったらなおさら。同じ日に着ないように計算する。
だから、お店やネットで「この服、職場で着ても派手すぎないし、おしゃれだな」と思っても、「あの人が着そうな色だな」「あの人の持ってる服と雰囲気が似てるな」と思うと買わない。
そうなると、シンプルな素材の白とか黒とかグレーが多くなって、地味になってしまう。
どうにか頑張って職場のファッション事情のスキマを見つけないと。
ネガティブに捉えず、楽しみながら、自分が幸せになれるように。
私は「休日だからおしゃれしよう」という日もありつつ、「休日だから適当でいいや」という日もあるから、プライベートでしか着ない服というのはそう多くはないんだけど、年齢のことはあまり考えずに、「自分が本当に好きで似合う服」を増やしていきたいな。