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「『目には目を』では、世界を盲目にするだけだ。」

「目には目を」では、世界を盲目にするだけだ。
   ─ マハトマ・ガンジー ─ (インド独立の父)

「20世紀の名言」


「目には目を、歯には歯を」では何も解決しない。
悪い連鎖が続いていくだけ。

ドラマ『半沢直樹』で「倍返し」という言葉が流行ったけど、あれを現実にやろうとすると、成功することは基本的にないんじゃないかな。

職場にも、「やられたらやり返す」タイプの人が何人もいる。

でも、一度やり返して勝てたとしても、相手もやり返すタイプだったら、「今度はこっちが勝つ」と、また争いになる。エンドレスで戦い続けることになる。

どちらかが立場が上であれば、「パワハラだ」ということになって、新たなトラブルに発展することもあると思う。

嘘をでっちあげられて収拾つかなくなることだってあると思う。

そもそも部署によって考えが対立することもあるから、ある部署の人が自分の立場で言うべきことを伝えただけなのに対して、別の部署の人が「喧嘩売られた。売られた喧嘩は買う」と一方的にヒートアップして攻撃してきてたとしたら、たちが悪い。


悪意ある攻撃を受けた時は、同じく悪意をむき出しにして攻撃し返したら「負け」なんだろうな。

もし戦うまでもない内容であれば、聞き流す。

負けたふりをして、勝ちを譲る。

いずれの場合でも、相手にどう伝えるかは大事。小ばかにした反応を見せると、喧嘩になる。憐れみを受けたと思われて、やっぱり喧嘩になる。

うまいこと話して、戦わずして勝つ。逃げるが勝ち。


もし戦わないといけない内容であれば、真正面からの戦いを避ける。

例えば建設的な話し合いをする。

今回は融通を利いてもらって、別の機会に相手の都合を優先する。

「これだけは譲れない」と、根拠を示して納得してもらう。

なかなか相手が受け入れてくれないなら、お願いし倒す。泣き落としという方法も使ってもいいのかもしれない。


何が正解か分からなくなってきたけど、お互いに真正面から石を投げ合ってるだけでは何も解決しない。投げるものが鉄砲になって、大砲になって、ミサイルになっていくだけ。

正攻法だけが正解でもないと思うし、衝突は避けた方がいい。

誰のことも幸せにしない。




今、職場の人から攻撃されてる。

勘違いかなと思ったけど、周りもそう感じてるから、ほぼ事実なんだろう。


相手の機嫌を損ねるようなことをした覚えはないし、訳が分からなくて、最初はムカッとした。態度にも出てしまっていたと思う。

私があまりその人のことを頼らなかったからかと反省して、ちょっとしたことでも質問するようにしてみたけど、「なんでこんなことも分からないんだ」みたいな態度を取られて心が折れた。

もしかしたら無意識に挨拶ができていなかったかもしれないと思って、さりげなく本人にはっきり聞こえるように挨拶するようにしてみた。だけど、機嫌よく返してくれたり、冷たい視線やため息で返してきたりして、さらに分からなくなった。

もちろん本人に理由を聞いてみるなんてありえない雰囲気。


そこでたどり着いたのが、「接点を減らす」ということ。

「押してもダメなら引いてみよう」ではないけど、こちらから働きかけようとしても全く効果がないので、もう優しくしてもらうどころか、攻撃をやめてもらうことを諦めました。

私は精神的に強い人間ではないので、攻撃を無視することもできないし、私の被害妄想も加わっているのかもしれない。このままでは、自分の被害者意識も強くなっていくし、何よりつらい。

できるだけ本人と関わる機会を減らすべく、こちらからは話さない。

出張のタイミングをずらして、物理的に同じ空間にいる時間を減らす。


もっとやり方があるのかもしれないけど、このことに関しては、努力は必ず報われることもなさそう。努力する気力も残ってない。

きついことを言われても、きつく言い返さない。
無視されても、無視し返さない。

相手のやり方が正しいとは思わないので、自分は同じことはしない。

私は私で正しいと思う振る舞いをする。


心理的ダメージが大きすぎて、笑顔を作ることはおろか、その場にいることもできないくらい傷つくことがあるけど、やり返さない。

なかなか強い気持ちを持ち続けないとできない。

頑張れ、私。






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