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「世の中で一番大切なものは『思い出』ではないか」

世の中で一番大切なもの、人間にとって最も大切なもの、それは「思い出」ではないか
   
中坊公平(弁護士、法学士)

「心を輝かせる名言集」

家族と過ごした楽しい思い出。必死になって仕事に打ち込んだ思い出。心を分かち合った友人との思い出。そんな多くの思い出こそが人が生きてきた証であり、最後にやすらかな幸福感をもたらしてくれる
   
中坊公平(弁護士、法学士)

「心を輝かせる名言集」

人間があの世へもっていけるものは、心の中にある思い出だけしかないのです
   
中坊公平(弁護士、法学士)

「心を輝かせる名言集」


学歴とか経歴とか資産とか名誉も大事だとは思うけど、それだけでその人の価値は決まらないし、もしそのどれもが世界ランクトップだとしても、その人が幸せとは限らない。

「思い出」が一番大切なものというのは一理あると思う。


学歴でいうと、大抵の人が「すごいね」と言ってくれる大学院を出ている。

でも私自身はその学歴があるから幸せだと感じたことはほとんどない。

学部は「それってどこにあるんだっけ」と言われるような地方の大学だったのに、誰もが名前を知っている大学院に入れたことは、今でも奇跡だと思ってるし、この肩書きが就職に有利に働いたとも思っている。

だけど、大学院時代のことは苦くて忘れてることが多く、「思い出」と呼べる美しいものは少ない。

なかったことはもちろんないけど、月日の長さに対して圧倒的に少ない。

学歴が高い人は幸せじゃないと言うつもりは全くない。

国内外問わず、有名大学を出て、しっかりとキャリアを積んでいる人たちも知っている。

ただ私には当てはまらなかったというだけ。


逆に、そんな学歴がありながら、前職は「なんでそんなところに就職したの?」という会社。

でも、いい「思い出」がたくさんある。

いい出会いもたくさんあった。

仕事も「もっとうまくなりたい」「もっとたくさん知りたい」と、私にしてはがむしゃらに努力していた時間も多い。

世間的には、転職後の今の仕事の方が認知度もランクも上だ。

今の仕事を辞めると言ったら、前の仕事を辞めると言った時よりも反対されるのは明らかだ。

今の仕事も「もっとできるようになりたい」「もっと知識と経験を増やしたい」と思って、それなりに努力している。

いい出会いももちろんたくさんある。

だけど、きっともっと歳をとってから思い出すのは、前の会社のことかもしれないな。

いや、今の仕事の方が年数は長くなっているし、まだ続けるのであれば、いい思い出も比例して増えてはいくんだろうけど。


まだ人生を振り返る年齢ではないと思っているけど、「思い出」は増やしたい。

アクティブではないので、他の人の思い出話を聞くと焦りや羨ましさを感じることもあるけど、私は私なりに。



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