「多くの言葉で少しを語るのではなく、少しの言葉で多くを語りなさい」
目指したいところです。
このnoteで取り上げている「名言」はまさに少ない言葉で多くを語る。
「歌詞」もそう。
メロディーという制約があって、そこに収まるような言葉数を選ぶ。
メロディーが作り出す雰囲気も影響してるけど、限られた文字数で、ストーリーを伝えたり、感動や勇気を与えたり、共感させたりする。
プロでなくてもいいから、歌詞を書いて曲を作ることに憧れを持っていたけど、いろんな素敵な曲に出会うたびに難しさを感じた。
シンガーソングライターってすごいなぁと思う。
それから、俳句とか短歌も。
『プレバト』の夏井いつき先生の解説を聞いていると、俳句を知らなくてもその奥深さに興味深く耳を傾けてしまう。
歌詞や俳句のような芸術作品も感心するし、やっぱりお笑いのツッコミも好き。
一言ですべてを笑いに変えるところ。
お笑いなんてまさに言葉が多くても少なくても笑いにならず、ちょうどいい言葉が求められる。
歌詞とか俳句とかお笑いのような計算された作品もすごいなと思うけど、日常でも過不足なく話している人は見習いたいと思う。
特に何かを説明する時。
相手に本当に理解してもらいたい時の説明。
聞き手の理解度に委ねるのではなく、誰が聞いても理解できるような説明力がほしい。
説明していて、相手が言葉にしなくても「なるほど」という反応を見せてくれると安心して話せるけど、「ん?」と迷子になっているのを感じると、途端に「もっと説明しないと」と焦ってしまい、言葉数が多くなって、でも何を言っているか自分でも分からなくなってしまうことがある。
適切に言葉を選んで、時には補足として具体例を持ち出して、聞き手に負担をかけずにすらすらと理解させる説明力を身につけたい。
ただ、私の場合は、意味が薄っぺらくても話し続けるというスキルもほしい。
例えば、さっきは「本当に相手に理解してもらいたい時」と書いたけど、相手に「分かったつもりにさせる」のが必要な場面もあるから。
本当に深いところまで理解されると矛盾点や疑問点を追求されてしまうので、そういう時はベラベラとそれっぽいことを話し続けて、相手に「わかりました」と言わせるのがいい。
少ない言葉でビシッと伝える時と、とにかく話し続けて相手を満足させる時と、そのバランス感覚がいいのも、話がうまい人の定義だなと思う。
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