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「知らないのは恥でない、知ろうとしないのが恥である」
知らないのは恥でない、
知ろうとしないのが恥である。
─ 沢柳 政太郎 ─
(『学修法』)
仕事ができる優秀な人たちと飲みに行った。
優秀な人たちと話したかったから参加したわけではなく、私も含め、とある部署の経験があるという共通点がある人たちの飲み会に参加しただけだ。
ということは、私もその人たちと同じくらい「仕事ができて優秀」であってもおかしくない。
でも、残念ながら私はその人たちと同じように優秀にはなれなかった。
彼らの発言を聞いていて、彼らと私との間に差が開く決定的なポイントが分かった。
彼らは、「分からないことを分からないままにするのが気持ち悪い」というタイプだということだ。
私も「すべて把握しなければ」「細かいところまで知っておきたい」という気持ちはある。
でも、それより体調を優先してしまう。
特に睡眠時間を確保しないと片頭痛を起こして頭が働かなくなるし、場合によっては休まざるを得ない時もあるので、長期的に捉えて、仕事より体調を優先する。
「よく分からないけど、きっと大丈夫だろう」との希望的観測に任せて、分からないことを分からないままにする。
「今は分からないのは当然で、そのうち分かるようになってくるはず」との甘えから、知ることを後回しにする。
自分でも情けなくもなるけど、知る手段が分からず、途方に暮れて諦めることもある。
こんなことだから、うまく説明できるはずもなく、頼りにならず、自分も恥をかく。
「仕事だからやらないといけない」ではなく、分からないことを分からないままにしておくのが「気持ち悪い」「嫌だ」という気持ちになるのが羨ましいと思った。
彼らと仲間になれていない、いや、そもそも自分にそんな素質がないことが情けない。
飲み会ではいろんな話を笑いながら聞いていたけど、内心落ち込んでいた。
実際に私がしっかり知ろうとしなかったことで、その中の1人に迷惑をかけていることも発覚して、申し訳なかった。
ただ、知ろうとすることが大事だと分かっても、急に変われるわけではない。
しかも、なぜか今年は特にいろんな体調不良が起こるし、プライベートも大事にしたいので、仕事に割ける時間が増やせるわけでもない。
でも、今のままでは絶対に良くない。
少なくとも他人に迷惑をかけるのはダメだ。
ポンコツだなぁ。