「好奇心は力強い知性の最も永久的な特性のひとつである」
「この人、賢いな」と思う瞬間がたくさんある。
「賢い人は違うな」「もともとの素質が違うな」と思うに留まってしまうけど、きっと自分だってもう少しそこに近づくことはできるんだと思う。
私に足りないのは「好奇心」だ。
仕事で「すごいなぁ」と感じるのは、「いろんなことを知っていてすごいなぁ」とか「すぐに判断できてすごいなぁ」とか「即座に理解して整理して第三者に伝えられてすごいなぁ」という時。
すごさの根底にあるのは、好奇心だと思う。
特に圧倒されるのは、初めて受けた説明に対して次々と質問する様子を見た時。
私は「なるほどー、そうなんだー」と終わることが多いけど、すごいと思う人たちは疑問点を追及したり、要点を整理して確認したりする。
特に仕事では、説明を聞いて、
・自分たちがやらなければいけないこと
・作業するうえで気をつけるべきこと
・作業の全体像
・自分たちのチームの位置付け
などの情報を把握して、説明が足りない部分は相手に確認しておかないといけない。
もちろん私もそういうことをしないといけないという認識はあるけど、
・そもそも自分たちがやるべきなのか
・なぜこんなタイトな日程なのか
など、むやみに押し付けられていることなら押し返さないといけないし、手戻りのないように作業の内容やスケジュールを計画しないといけない。
私はよく悩んだり考えたりすることに時間を取られるし、それが悪いことだとは思わないけど、リスクを避けるために具体的に考えるというよりは、怖がってあたふたしてしまい、自分を落ち着かせるのに時間をかけていることが多いと思う。
すごいなと思う人たちのようになるためには、経験を積んでいくことも必要だけど、好奇心を持つのが最大のコツなんだという気がしている。
「その場を切り抜けられたらいい」と、その場しのぎの対応をするのではなく、成長しないと。
こんな機会を与えてもらったんだから、どうせなら少しでも成長したい。