「何を話せばいいのか困ったら、相手を観察して、会話の糸口となるヒントを探します」
場を和ませるスキルを高めたい。
20歳くらいの時は、自分から雰囲気づくりや話題提供をするのが苦手で、一緒にいる人たちに任せきりなのが申し訳なくて、雑談力を磨く努力をした。
本来の自分は、おしゃべり好きなところもあるし、じゃれたりふざけることも好きだし、冗談を言って笑いを誘うことも好き。
家族とはそういうことができるのに、外に出るとキャラが変わっていた。
親にも、「外でもそうやって話せばいいのに」と言われ、「それができたら苦労はしない」と不甲斐なさを感じていた。
だから、「一緒にいる人のことを楽しませたい」と意識するようにした。
すると、気の合う人とは少しずつ本来の自分で話せるようになっていった。
でも、だんだん雲行きが怪しくなってきている。
また沈黙を埋められないことが出てきた。
沈黙が常に悪いわけではないし、無理してずっと話し続けることだけが正解とは思わないけど、初対面の人とか、お客さんとか、後輩との時間とかは、自分で場づくりをしていくことが求められていると思う。
これから年齢や立場が上がるにつれて、ますます求められるスキルだと思う。
またスキルアップしたいな。
何がきっかけで話が盛り上がるかは分からないから、そのきっかけとなる会話の糸口を探すスキルが必要。
天気の話題はもちろん、事前にメールなり電話でやりとりをしていたら、そこから話を引っ張ってくることもできる。
お笑い芸人さんたちは、このスキルが高い。
番組が始まって、どんどん会話が進んでいくけど、その数分なり数十分前のトークを持ち出して、笑いに変える。
そのトークがまだ旬なうちに。
あれはどうやって鍛えているんだろう。
お笑い芸人でなくても、アイドルでもそういうスキルが高い人はたくさんいるから、なにかコツがあって、場数を踏んでうまくいってるんだろうか。
先日、仕事の打ち合わせでお会いした人の名刺にあるイラストに触れると、そこから話が盛り上がって、たくさん話していただいた。
打ち合わせの内容はほんの数分しか話さなかったけど、1時間以上話して帰られた。
後日、その方から、「その話題で話を聞いてもらったことが嬉しかった」とお礼のメールまでいただいて、私まで嬉しくなった。
同じ時間を過ごすなら、気分良く過ごしてもらいたい。
「居心地のいい人だな」と思われたい。
「楽しかったな。また話したいな。」と思われたい。
そのためにはトークの腕を磨かなければ。