★「自分のホームグラウンドが安定的にあることで仕事も頑張れるタイプ」
ホームグラウンドがあることの良さを知っている。
分かりやすいのは、「故郷」とか「地元」。
私はもう長いこと地元を離れて暮らしている。
若い頃の私にとっての地元は、都会で頑張るために、くじけそうになった時にちょっと帰って、家族に会って、癒されて、エネルギー補給するための「帰れる場所」だった。
いつでも帰っていいけど、まだ帰らない場所。
「帰れる場所があるから頑張れる」と思えることで頑張れていた。
故郷や地元といった物理的なホームグラウンドの良さも分かるけど、精神的なホームグラウンドの大切さも分かるようになった。
自分が好きな自分でいさせてくれる人たちの存在は、かけがえのない「帰れる場所」だ。
新しい環境で、新しい人間関係の中で頑張っていると、自分が変わっていくことがある。
新しいコミュニティで生き残るために、周りに合わせないといけないこともあるし、他の人に勝たないといけない時もある。
変わるのは、良い方向に変わることもあるだろうけど、悪い方向に変わる時だってある。
自分とは毎日付き合っているわけだから、変化に気付きにくい。
昔からの友人や親友と会うと、瞬時に昔の自分に戻れる。
そんな昔の自分に再会して、「あぁ、そういえばこういうところもあったな」と思い出すことができる。
「こういう自分は好きだな。なくしたくないな。」と思う。
自分の好きな自分を忘れないために、友人たちを大事にしたい。
家族や友人は近くにいないし、地元にもそう頻繁には帰れない。
でも、竹内まりやさんにとっての山下達郎さんのように、パートナーの存在は「心がホッとできる帰る場所」になる。
外では頑張って、気を張って、必要があれば嫌な自分も演じる。
でも、帰ったら素の自分に戻って、素直に感情表現できる。
そんな場所を作れたらしあわせだろうな。