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「うわさ話は『おもしろい』が正義になる」

うわさ話って、本当の複雑な話より嘘の分かりやすい話の方が伝わっていく。そっちの方がおもしろくて、「おもしろい」が正義になる
   中野信子

「ホンマでっかTV」

うわさ好きには2通りあって、「発信派」と「受信派」がある。
受信するのが好きな人の方がまだタチが良くて、ストレスを感じやすく、気にしすぎて鬱になる傾向がある。
発信するのが好きな人は依存症。自分が話してみんなが喜ぶとドーパミンが出る。ドーパミンが出ると、もっと強い刺激が欲しくなってドーパミンを出したくなる。もっと強い噂を言いたくなる。最後にはそれはほとんど嘘の話になって、嘘であっても周りが盛り上がると自分も興奮する。
   池田清彦

「ホンマでっかTV」


この日は、ゴシップ好き芸能人を集めて、「人はなぜうわさ話が好きか?」をテーマにトーク。

うわさ話はたしかにおもしろいし、盛り上がるし、聞きたくなるのは分かる。


ただ、品がないのは嫌悪感を持ってしまう。

例えば自分がうわさ話の対象となる時。

自分のことじゃなくても、勝手な解釈をしたり憶測で拡散したりする人が苦手なんだ。

他人のプライベートを詮索してぺちゃくちゃ喋る人の話を聞くと、私からしたら「ほっといてあげろよ」と思うので、そういう話を聞かされるのもうんざりする。


場を盛り上げたりみんなを楽しませたりするのは、上の人は率先してやっていくのがいい。

ただ、他の人をダシに使って「おもしろい」を生み出すのは、いいやり方だとは思わないし、私はそれは品がないと思う。

自分がネタにされないように、他の人をネタにしたり自分から遠い人からネタにしたりする。

部下と距離が近い上司というのは、いい上司なのかもしれないけど、距離の近さにムラがあるのは、私はいい上司だとは思わない。

不利な立場でいたくないなら、自分から近寄っていけばいいんだろうけど、そういうのも気が進まないし、そもそも苦手。

不器用なので損してるけど、やっぱり嫌だ。



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