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「尊敬している人が自分をリスペクトしていると分かるだけで、人は生きていける」

尊敬している人がいて、その人が自分のことをリスペクトしてくれるというのが分かれば、それだけで人は生きていける。
普通の人が言ってくれるよりも、自分が認めていて、自分が尊敬していて、「この人は偉い」と思っている人に言われると、人間ってそれだけで非常に嬉しくなるから、それは生きる力になるよね。
   池田清彦

「ホンマでっかTV」


さんまさんは所ジョージさんの「さんちゃん、おもしろーい」という言葉で生きていると言っていた。

どちらも芸能界で唯一無二の存在で、お互いがお互いを認めて、好きで、尊敬しているのがほのぼのしているし、実はとてもすごいことだと思う。


スポーツの世界でも、トップクラスの選手同士がお互いのすごいところを認め合って、尊敬して、相手からのコメントに喜ぶというインタビューなんかを見るけど、カッコいいなぁと思う。

俳優さんたちが他の俳優さんを尊敬するのも、アーティストが別のアーティストを尊敬するのも、「すごい人がすごい人を褒めてる」と思うけど、ご本人たちにとっても嬉しいんだろうなと思う。

世界のトップクラスの人であっても、ファンや同業者、世間の誰から褒められても、嬉しいには嬉しいんだろうけど、自分が尊敬している人からの褒め言葉は格別なんだろうな。


私は、友だちでも恋人でも会社の人でも、好きな人には尊敬できるところがある。

一緒に話していて楽しいだけじゃなくて尊敬しているところがあるから、人として興味を持つし、「もっと知りたい」という気持ちが続く。

そんな人たちから「すごいね」と言われると、とっても嬉しくなるし、相手のことももっと好きになる。

自分のことも好きになるし、「これでいいんだ」という勇気や希望になる。


尊敬する対象としては親きょうだいも外せない。

私はきょうだいのことも尊敬するところが多いけど、やっぱり親は偉大だ。

いくつになっても「あんなふうにはなれないな」と思うところもまだまだたくさんある。

そんな親に褒められたことは、自分の中でとても大きな力になっている。

幼稚園とか小学生の頃に言われたことも、自分のエネルギー源として未だに大事にしている言葉もある。

私が幼い頃はただ成長を喜んで褒めてるだけだったかもしれないけど、今は「なんでこんなことまで分かるの?」と本当に不思議そうに言われることもあって、私はポーカーフェイスを作りつつ、内心は胸を張って喜んでいる。


お互いに尊敬し合える人がいるって、本当に素晴らしいことだな。



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