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「誰かを批判したくなったときには、すべての人が恵まれているわけではないということを思いだしてみる」
誰かのことを批判したくなったときには、世間のすべての人がおまえのように恵まれているわけではないということをちょっと思いだしてみるのだ。
スコット・フィッツジェラルド
私には今、批判したい人がいる。
いや、もうしている。
社内にはいろんな管理職がいるけど、この人はトップクラスでひどい。
以前にその人がいた職場では、その人のパワハラが原因で、部下が別の職場に避難させてもらったと聞いた。
私が年明けに参加した別の部署の人たちとの飲み会では、「え、その人が上司?その人、ヤバい人なんでしょ?」と管理職の1人に心配された。
本当に仕事がしづらい。
一貫性がないし、客観性がないし、思い込みが強いし、融通が利かない。
地位で人を判断して人を見下しているのが言葉の端々から伝わってくるし、部下を守るどころか、自分に降りかかる仕事は避けようと必死になる。
部下を労ったり褒めたりすることは基本的にはなく、口を開くのは指摘する時だけ。
部下の視点に合わせられず、部下たちがこれまで積み上げてきた成果に対して、経緯や課題を把握することもなく、頭ごなしに否定する。
たまに「さすが管理職の視点だ」という指摘をすることもあるけど、基本的にはズレていることが多い。
指摘が正しくても、「意味がわからない」とか「こんな無駄なことする必要ない」とか、言葉選びが毎回モチベーションを下げる。
…と、書いてたら止まらなくなるけど、視点を変えると、可哀想な人だとも思う。
私はその上司にたまに言い返すこともあるけど、ここ最近はその気力もなくなるほどの言い方をされていた。
そうやって誰からも言い返されなくなって、自分が間違ったとしても、それに気づく機会がなくなってしまったんだと思う。
裸の王様だ。
偉そうなことを言ってるけど、反面教師にして私も反省しないといけない。
立場が上がってきて、私もだんだん指摘されることが減ってしまっている。
私の尊敬する人は、それを悲しいことだと言っていた。
だんだんそれが分かってきた。
若い頃は指摘されるのが鬱陶しかったのに、何も言われないのが物足りなくなってくる。
注意されたり指摘されたりするのは、実は恵まれてるってことなんだな。