♬好きな曲「Squall / 松本英子」
最初に聴いたのは、高校卒業の前後で同級生たちとカラオケに行った時。
同級生の1人が歌っていて、「いい曲だなぁ」と思った。
その子が上手かったのもあるし、曲そのものがいいので、聴き惚れていた。
「大人っぽい歌詞だなぁ」と当時思っていたけど、今になってみれば、こういう感情は若い時の方が感じていたような気がする。
大人になると、「気持ちを伝えられない」とか「振られて他人になるよりは友達のままがいい」とか、そういうもどかしさは減る。
言葉や行動で気持ちを自分から伝えたり、相手から伝えてもらったりして、確かめ合える。
ダメならダメと割り切ることもうまくなる。
哀しいとか苦しいというのは、また次の段階で感じることになるけど…
この曲を歌っていた子は、今では地元のラジオ局でパーソナリティをしている。
たまにradikoで彼女が話しているのを聴くけど、やっぱりいい声だし、落ち着いている。
大学生になってからも一度会ったことがある。
その時に、私たちから少し離れたところで、白杖を持った人が手か杖を上げているのに気づいたらしく、駆け寄って行った。
それは助けを求めている合図だというのは、彼女から教わったことだ。
才色兼備とは彼女のことだとつくづく思う。
この曲を聴くと、必ず彼女のことを思い出す。