「人の考えを本当に理解したいなら、彼らの言葉ではなく、行動に注意を払え」
部署が違えば、文化が異なる。
文化が異なると、自分の文化と異なる考えが出てきた時に理解できず、関係性が悪くなることがある。
相手の発言が理解できずに腹が立ち、失礼な人たちだと感じてしまうことがある。
先日、違う部署の人と急な調整が必要な事案が起こった。
突発的に起きたトラブルで、時間に余裕もない中で、何度も何度も細かい事実確認を求められた。
自分が動いて解決できるならいいけど、専門的な知識も必要で、いくつかの部署が関わっていたので、関係者に聞き回って求められる情報を集めて回った。
私たちの部署からすると、事実はすべて伝えているのに、同じようなことを何度も重ねて確認され、根拠資料を求められた。
私の部署では把握できないことまで追求され、疲弊した。
そこの部署はいつも細かいところを気にするので、基本的にみんな関わりたくない。
ただ、オフィシャルに接すると、言い方もキツく、態度も大きいので嫌な気分にさせられるけど、個人的に話すと悪い人たちではない。
今回の件も、その部署では対外的な説明をするので、しつこいくらいに事実を確認しないといけないようだ。
私の部署が「ここまで確認したら十分だろう」と思ってしまうことも、彼らからすると、その確認の程度は不十分で、過去に誤りがあったことを把握しているのだ。
だから、念には念を押して、他の部署からするとうんざりするほど細かい確認をしているのだ。
「また細かいこと気にして鬱陶しいな」「何をそこまで確認してるんだ」と疲れ果てたけど、彼らは、非の打ち所がないないほどまでに怪しいところを早めに潰しながら仕事をしている。
私が確認した内容を伝えた後の、彼らの動きを垣間見る機会があって、とても大きなプレッシャーのもとで働いてるんだなと思った。
彼らからいろいろ言われる前に、むしろ彼らが困らないように、同じくらいの精度でわたしも仕事をしないといけないなと少し反省した。
そうは言っても、なぜそこまでこだわるのかという事情を説明してくれれば、他の部署の人とも協力できるのにとは思うけど。
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