プロデューサーが語るSMASH CABARETの昨年とこれから
新年、明けましておめでとうございます。
2024年も、超マイペースではありますが、ミュージカルに関わる方々へのインタビューをアップしていく予定です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今年の初インタビューは、スマッシュキャバレー編(※)の新春特別版。同ショーのプロデューサー、堂本麻夏さんに、昨年を振り返りつつ、今後の意気込みを語っていただきました。よろしければ是非ご覧ください!
※スマッシュキャバレー:動画審査を勝ち抜いた出演者がステージに立ち、観客審査によって優勝者が決まるミュージカルオーディションショー。https://smashcabaret.com/
2023年を振り返って
ー 昨年のスマッシュキャバレーを振り返って、如何でしたか?
昨年はコロナによる規制が少し緩和されて、一昨年までよりもちょっと自由にできたのが良かったなと。そして、いつもと違う会場での開催にトライしたり、初めて福岡に行けたこともすごく楽しかったです。また、グランプリ(※)も開催できて、本当に満足と感謝の1年でした。
※グランプリ:各月の優勝者が集結するスマッシュキャバレーの頂上決戦である「スマッシュキャバレー グランプリ」。年に約1回のペースで開催されている。
出演者、応募者へのメッセージ
ー ショーには、昨年も沢山の個性と魅力に溢れた方々が出演されていましたね。出演者への思いや、伝えたいことがありましたら、お聞かせください。
こんなすごい人たちがいるっていうことを、もっとお客さん知ってもらいたいなと思います。 引き続きこの場を利用して、ステップアップの1つにしていただけていたら、それより嬉しいことはないです。
ー また、応募者数や動画のレベルも年々上がってきているそうですが、応募された方にメッセージをお願いできますか。
まず応募してくださった、その一歩の勇気に感謝します。毎年、応募者が増えて、今年は毎回50人ほど応募してくださって、何回応募しても通らないという方もいると思うんですけど、スキルだけの問題ではなくて、その回の雰囲気やタイミングというのもあるので、また引き続き応募して欲しいですね。
「スマッシュキャバレー グランプリ2023」について
ー 先ほどのお話にも出た「スマッシュキャバレー グランプリ 2023」も、コロナによる規制が緩和された中での開催となりましたね。
これまでマスクをして、人ともなかなか話せないような状況だったのが緩和されたことで、今年のグランプリでは、スマッシュキャバレーが大事にしたいポイントの1つでもある「横の繋がり」ができていくのが目に見えるようになりました。それはすごく大きなことだったと思います。
お客様へ
お酒でも飲みながらショーを観て、語り合える場に
ー 最近は、客席の熱気もより高まってきている気がしますが、ご来場の方々に伝えたいことはありますか。
わざわざ足を運んでいただけるということはすごくありがたいことで、このショーに時間を使って下さるお気持ちが本当に嬉しく、感謝という感じです。
言葉にすると説明的になってしまって難しいんですけど、スマッシュキャバレーは歌を通して物語を伝えるショーだと思っているので、このショーを観て、ちょっとお酒でも飲みながら隣の人と、「このお話どうだった?」、「この人、歌うまかった!」などと語り合う場を作れたらと思っているんです。なので、こういう場がカルチャーとして広がっていったら嬉しいなと思います。
会場またはそれ以上の配信体験の提供に向けて
ー また、配信もコロナ禍の頃と変わらず盛況のようですね。
配信では、ありがたいことに毎回、全国から会場より多い数のお客様にご参加いただいています。お客様が配信を楽しめるような案を少しずつチームで出し合っていて、今年は一度、メタバースでの配信に挑戦しました。可能性を確信したので、来年はそういったテクノロジーを使って、会場に近い、またはそれ以上の体験を提供できるように挑戦していきたいです。
今後に向けて
ー 最後に、今後のスマッシュキャバレーについて、何か展望があればお聞かせください。
今年は8年目になるんですけど、常に何ができるかなと色々考えていて、出演した人にとって、次のステップが作れるような何かを今、企んでいますので、また発表できたら嬉しいです。
ー 今年のショーも楽しみにしております。どうもありがとうございました!
ありがとうございました!
・2023年年末特別版
ピアニスト 久田菜美さんへのインタビューはこちら
MC 守内宏輝さん、西岡舞さんへのインタビューはこちら
企画構成・編集:Tateko
写真:中山駿
協力:SMASH CABARET https://smashcabaret.com/
中目黒TRY
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