Ep23 量子音デザイナー・有機的な電気で音楽体験:ドラゴンサウンド
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音と振動から広がるウェルビーイング・ドラゴンサウンドとの出会いが示す可能性
人間の身体の約60-70%は水分で構成されています。そのため、音や振動は私たちの細胞レベルに直接的な影響を与える可能性があります。アートとテクノロジーを融合させた革新的なアプローチで人々のウェルビーイングに貢献しようとする存在が「ドラゴンサウンド」です。
チェコ共和国オストラヴァで開催された音楽フェスティバル「Colours of Ostrava」での彼らとの出会いは、タテキにとって大きな発見の機会となりました。
電気と共鳴する身体
ドラゴンサウンドの特徴的な技術は、電気を媒介として人間の感覚に働きかける点にあります。人体も宇宙も電気で動いているという事実に着目し、その電気の性質を活かして音楽体験を拡張していきます。
彼らの手法は、単なる音響効果の追求ではありません。電気という目に見えない媒体を通じて、人間の感覚を刺激し、新たな体験を創出することを目指しています。これは量子治療の考え方にも通じるものがあります。
実際にタテキ自身、彼らのパフォーマンス中に通常では体験できないような感覚を経験しました。例えば、通常なら直視できないはずのステージライトが、心地よい光として体を貫通する感覚を感じました。これは単なる視覚的効果以上の、人体のエネルギー場に働きかける何かが存在していたのかな?くらいに懐疑的でした。
テクノロジーとスピリチュアリティの融合
ドラゴンサウンドの革新性は、最新のテクノロジーと古来からの叡智を組み合わせている点にもあります。彼らは独自に開発した装置を用いて電磁波を制御し、空間全体のエネルギーを調整します。
使用される機器は決して高価な最新鋭のものではありません。むしろ、身近な材料で作られた「蒸籠(せいろ)」のような簡素な装置を用いています。この姿勢には、テクノロジーの恩恵を万人が享受できるようにしたいという思いが込められている…ってタテキが勝手に思っています。
新しい価値の創造へ
現代社会において、物質的な豊かさは一定程度達成されました。しかし、その先にある精神的な充足や本質的な幸福の追求については、まだ道半ばと言えるでしょう。
ドラゴンサウンドの試みは、AIやデジタル技術が発達する中で、むしろそれらでは代替できない人間本来の感覚や精神性に焦点を当てています。これは、現代のウェルビーイングが向かうべき一つの方向性を示唆しているように思えます。
彼らの活動は、単なるエンターテインメントを超えて、人々の意識を拡張し、新たな気づきをもたらす可能性を秘めています。それは、技術革新と人間の感性が調和した、これからの時代にふさわしいウェルビーングの形と言えるかもしれません。
真のリラックスを求めて
特に印象的だったのは、ドラゴンサウンドのメンバーの一人であるKeizoさんが語った「真のリラックス」についての考え方です。スマートフォンやパソコンに多くのアプリをインストールしすぎると動作が重くなるように、私たちの心も情報や刺激を詰め込みすぎると機能が低下してしまいます。
このアナロジーは、現代人の抱える問題を的確に表現しています。常に新しい知識や情報を求め続けるタテキにとっては耳が痛かったですが、真のウェルビーイングのためには、時に「削除」や「リセット」も必要なのかもしれません。
未来への展望
ドラゴンサウンドとの出会いを通じて、改めてウェルビーイングの可能性の広がりを実感しました。科学的な根拠を持ちながらも、人間の感覚や精神性を大切にする。そんなバランスの取れたアプローチで人々の人生を豊かにしようとしているお二人でした。
彼らの活動は、まだ始まったばかりかもしれません。しかし、その先進性は世界的な音楽フェスティバルでも注目を集めており、今後さらなる発展が期待されます。
私たちのウェルビーイングは、このような新しい試みによって、さらに豊かな広がりを見せていくのではないのでしょうか?きっとテクノロジーと人間性が調和した、持続可能な幸福の形を示してくれるはずです。