【緊急時の自己組織化を考える その2】市民の協力関係と指揮
前回の投稿でも取り上げたように、緊急時に対応する組織を市民社会は持っていません。しかし、大規模の災害が発生し公的支援を期待できない状況下で、被災したとき私たちは一人で何ができるのでしょうか。危機を脱するために、あるいは誰かを助けるために、複数の人々と力を合わせることになるのではないでしょうか。
そして協力するためには何らかの合意や協力関係やルールが必要になります。危機対応のための自己組織化の知識と訓練は、一般市民だからこそ必要になるはずなのです。
今回は、ICSの議論から一旦