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【無料】あと235日:使命

10月9日
 長らく出演させて頂いていた連雀亭昼席の出番は今日が最後となった。それがたまたまトリ出番でもあったから、いつもは演らないネタをやろうと『落語家』をやった。最後だからという特別な盛り上がりはなく、いつもどおりの感じで会は始まり、いつも通りの感じで会は終わった。あとは10周年記念興行とワンコイン寄席のトップ出番が21日控えているだけ。残り2回。

 久しぶりに戻ったリアルタイム更新を死守すべく昨日のらく兵兄さんの披露目に行ったことを早速書く。時間をかけるのは本末転倒だからさっと一筆書きで書くことを自分に課している。そして毎日の日誌は有料のメンバーシップの方でも書いていて、そこの内容と差別化する必要もあり、これまではシステマティックに月曜は一週間の予定、火曜はネタのこと、水曜は真打昇進にまつわること、など、曜日毎にテーマを決めることで日誌とは差をつけようとしていたけど、そんなしゃらくさいことは辞めようと思った。更新することが目的じゃなくて、自分をさらけ出すことで1人でも僕の真打昇進過程を身近に感じてもらえたらと思って始めた真打前夜なのだから、だったからバランスを取ろうとせず思うがままに自分をさらけ出すべきだろうと思っている。そんなこともあって、いつもはネタ作りについて書く火曜だけど、鮮度の良いらく兵兄さんの披露目のことを書いた。が、一筆描きで書いた文章には全然熱量がこもっていなかった。こんな文章じゃあ誰の心も動かせない。

 この真打前夜は一筆書きだけど圧倒的な熱量を帯びた文章を書くための訓練になりそうだ。書くことはひとまずは筋トレのようなものでやればやるほど筋力はついていくと思っている。熱のこもった日々を過ごして、それを一筆書きで言葉にする筆力を身につければ、毎日の投稿が当初目指していた理想に近づくことだろう。それは20代の頃に毎日ワクワクしながら読みふけっていた2人のブログのようなもの。そうするにはnoteの背景は白っぽすぎるけど、それを黒で覆い尽くすくらいの筆圧で書きなぐろう。

 CDのコメントを好きな芸人さんに書いてもらった。自分の落語を聴いてくれたこと、忙しいなかすぐに書いてくれたこと、なによりその内容に、とても嬉しくなった。僕は自分のためにも、そして落語のためにも、やるべきことをもっとやらなくちゃいけない。それが使命だ。

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