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【無料】あと197日:せこ蟹

11月16日
 10日はツアー仙台公演。花座という環境があること、それを立川流の自分にも快く貸して頂けること、これは本当にありがたい。NHK新人落語大賞を受賞したことで目に見えて東京以外での場所で集客力が増えた。それは10人だったのが30人になったくらいの、まだまだ微々たる変化なのだけど、それでも若手にとってはこの3倍はとてつもなく大きい。それによって小さい会場であれば各地で公演ができる自信になるのだから。与いちさんに教えてもらった仙台駅地下のお寿司屋さん。美味しかった!けど、ちゃんと良い値段だった…大贅沢をして東京へ帰った。

 12日はMOROHAの公演へ行った。アンコールがあるかなと思って終演後拍手をしていたら、どうやら本当に無いようで、場内が明るくなって出口へ向かうとすでにアフロさんがいて、物販されていた。相変わらずで嬉しくなった。久々に生で見るUKさんは、配信を見ているからか芸能人にあったような感覚になった。ライブ、素晴らしかった!また対バンしたいなぁ。

 13日は前座勉強会。時間を無視して、先日サゲが変わったばかりの『くじ悲喜』をやった。少しずつ身体に慣らしていこう。夜は渋谷らくご。こちらは『カレンダー』。文蔵師匠の「千早ふる」のサゲのパスが未消化のままだったからごっつぁんゴールさせてもらった。

 14日は巣鴨の立川流一門会。タフな高座となった。まだまだこういう日もあるが、なんとかしたいとは思っている。夜はなかのzeroで若手4人での会。こういう会をたくさん任されるような真打にまずはなりたいと思っている。そんなに簡単なことじゃないとは重々承知しているけど、心折れずに目指し続けている自分でありたいし、それは自分の力で叶えられることだ。

 16日はツアー福井公演。大勢のお客様で嬉しい。『親子酒』が気持ち良くウケた。こういう時の高座をボイスメモじゃなくてしっかりした録音で残しておくべきだと思った。打ち上げで「せこ蟹」という高級なものを食べさせてもらった。もちろん美味しいけど、今の僕にはアジのタタキくらいでMAX幸せを感じられるご馳走だ。醤油につけたら油がちょっと浮くようなアジに、生姜と小口切りのネギをたっぷり乗せて、食べる。そのままほかほかのご飯を口に放り込む。あー、幸せだ。

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