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【無料】あと207日(たぶん):身辺雑記落語
明日はソーゾーシーin池袋演芸場。久しぶりに皆さんと会えるのが嬉しい。いつもはネタ下ろし公演で、なおかつ諸々の準備も自分たちでやるから、余裕がなく全然喋る時間がないけど、明日は特別興行で持ちネタ公演だし、準備は寄席のスタッフさんがやってくださるから余裕を持って喋ることができる。ゲストに信楽さんが来てくれるということは、打ち上げに行く可能性もそこそこある。楽しみ!
ということで、夏のツアーまで一ヶ月を切っている。まだネタに関しては具体的に作り出せていない。種はまぁいくつかあって、どれも「これだ!!」という劇的な衝動はなく(大体いつもそう)、ということはこれから耕して水をやって芽が伸びてきたものを見極めて当日やることになる。ひとまずいくつかの種は見つかったから、その中のどれかの成長を期待して次の作業に入ろうかと思う。
一つの候補として、全く新しいタイプのネタ構造のものがある。僕の持ち味の1つにラジオ的なトークがあると思っていて、(最短距離でズバッとオチまでいくエピソードトークでなく、途中に色々おかずを入れながらその場の空気で楽しみつつ、最終的な着地も用意されている感じというか)、マクラはその方法で喋ることが多いんだけど、それをなんとかネタに活かせないものかねぇとはこれまでもぼんやり考え続けてきたこと。太福兄さんの身辺雑記浪曲もいわばやっていることは同じなんだけど、ただあちらは三味線が入って節が入って明らかに「浪曲」に仕立てられるのだけど、落語の場合、漫談との区別が難しい。もちろん別に「落語」に入らず高座を終えてもいいのだけど、自分の美学としては漫談で高座を下りたくはない。ということで、そういうラジオトーク的な方法論を落語にするにはどうしたら良いのかについて考え始めている。
夜な夜な考えて、難しい理由は少しずつ浮き彫りになってきた。つまり考えれば考えるほど難しいなぁということになるんだけど、難しさの理由がわかればその迂回方法も見つかりやすくなるのではないかと思って、ああだこうだ考えている。
8月24日はそういうネタをやるかもしれないし、また全然違う種のものをやるかもしれない。さぁどんなネタができるだろうか。ソーゾーシーTOUR2024~東京公演~ご来場お待ちしております!