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【無料】あと212日(たぶん):フィーバー中

7月25日
 羅房の方では全部書いているけど、少し前まで、そうかれこれ一ヶ月以上か調子が良くなかった。目の前の高座は穴を開けることなくこなすし、見た目ではほとんどおかしなところは見えないと思うけど、明らかに本調子の時と比べると活力が鈍くなっていて、顕著なのはワクワクすることを考えられなくなるということ。他人がどれくらい生きていてワクワクしているのかは分からないけど、僕の場合調子が良い時はいつだってワクワクすることを考えている。次から次へとやりたいことが浮かんでくる感じ。
 何度か上がったり、また落ちたりを繰り返して、明らかに本調子に戻ったと思えたのが一週間前くらいで、それからこっちやっぱりどんどんワクワクすることが浮かんでくる。

 昨日、最寄駅から自宅まで歩いている最中に、執筆している現在落語論の続編について、大きな閃きが舞い降りてきた。いまから思えば特別な発想など必要でなく当たり前に考えたら、すぐにでも思いつきそうな全体を貫く方向性だけど、4月頃から書いては消してを繰り返している最中、そんな方向性があることは一切気づけていなかった。それが一瞬でグワンと閃き、そこからはどう考えてもそれがベストアンサーだとしか思えないくらいに色々なピースがグググっとはまっていく。一夜明けてもその閃きの強度は弱なっておらず、それどころかさらにいくつかの必然性が見つかったから、たぶんこの形を採用することになると思う。

 波性の減少だからどうせまた調子を落とすことになるのだけど、今は本調子のこのフィーバー状態を楽しんで次から次へとわくわくの種を集めておこうと思っている。

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