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【無料】あと237日:10月第2週

10月7日
 真打前夜がついにリアルタイムに追いついた。またここから始めよう。目指すは毎日更新だ。まさに今、てんやわんやで大変なことになっている。真打昇進に向けての諸々の段取りや事務作業がある。披露目のことをあれこれ考えなくちゃいけない。来月ある立川流のちょっとしたイベントのことも少し運営に入っていることもあって、色々とやることがある。来年のソーゾーシーツアーの段取りも組まなくちゃいけない。ネタを考えなくちゃいけない。現在落語論2を書かなくちゃいけない。あれこれ本当にやるべきことが渋滞している。
 そんな中でヒーヒー言いながら日誌を毎日更新する意味があるのか?そんな時間があったら稽古すべきだろうに、と誰かに揶揄される絵が簡単に浮かぶ。特に最近はここでもこれまでやって来た仕事を振り返るコーナーを作ったからポストでも過去のめぼしい仕事をリポストしたりしている。過去の栄光にすがって見っとも無いなぁと揶揄される絵も簡単に浮かぶ。ただ、がるるるモードの今は、お前には思い出してすがるだけの過去の栄光があるのか?とカウンターで刺してしまう。いてもいなくても何ら変わりがないような存在意義のない落語家人生を送ってないと胸を張って言えるのか?とオーバーキルしてしまう。そんな時間があったら稽古すべきだろうに、との件に関しては、心配しなくてもまずは物理的に落語の作業にかけてる時間があなたとは雲泥の差だからこっちの心配には及ばない。あと、作業速度ももちろん雲泥の差だからこちらの心配をする暇があったら、そのちんたら走りをあと少しくらいくらいは長く持続できるように頑張った方がいいよ、とタコ殴りできる。

 と、存在しない誰かを勝手に思い浮かべては、存在しない揶揄に対してカウンターをシミュレーションするくらいにはヒリヒリしている。良い人生を送るためには多分こんなヒリヒリは邪魔でしかないけど、一生に一度のこの真打前夜はこれくらいで駆け抜けてもいいのかなと思っている。が、そう遠くない将来、疲れて息切れしてダウナー期が訪れることも経験則で覚悟している。

 いつも月曜日はその週の予定を書くようにしていたのだけど、そんなルールすら知ったこっちゃあるかと吐き捨てたくなる自分がいる。溢れる想いをただ迸らせ続ける毎日の後ろにこの日誌はあるべきだ。


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