8/10 オリンピック終わってた

オリンピックが終わっていたけど、この期間はテレビを見ておらず情報を得るのがもっぱらTwitterだったために、五輪の印象は「話の長いドイツのおじさん」や「突然おじさんに噛まれた金メダル」になってしまった。要は、大事なところがおじさんになってしまった。

名古屋市長のあの映像は、サメ映画を見ているときの「そんな!」と同じ感情で受け取って、なんかB級事件で、名古屋という地域性とは関係なく日本の東西都市の中間で起きたというのがどうも残念な感じがして。

名古屋という都市が好きで、むかし叔父が赴任していた関係で数度訪れたこともあるし、大学時代は岐阜県で行われていた学生落語の大会に向かうのに名古屋を経由しなくてはならなかったから、ひとつのメルクマールでもありました。(名古屋ではないけれど)大須演芸場の高座には、大学四年生の時に上がったこともあり学生時代の大きな思い出のひとつになっています。
中学生の頃にはまった森博嗣先生の一連の作品の舞台が、明らかに名古屋をモデルにした愛知県の那古野という都市なので、ここはミステリ的にも憧れの場所です。

16歳の夏休みだったか、叔父を頼って名古屋を訪れ、手羽先を何十本と食べさせてもらったこととか、大学生の時にも、叔父に「名古屋といえばここだよ!」と自信満々に『世界の山ちゃん』に連れてってもらって「東京にもあるよ」と言えなかったこととか。

あてもなく書き始めたら、名古屋の想いを書き綴っていた。
東京オリンピックのことを考えようとしたら、名古屋に引っ張られてしまった。思えば、小さな頃から名古屋が好きだった。

これからパラリンピックが始まると思うのですが、個人的にはオリンピックより楽しみです。こちらの選手の皆さんをみていると、恐らく大多数の人が感じている人間の身体というものが、いちど宙ぶらりんになって拡散していく一方で奇跡的に統合されていくさまを、最も鮮やかな仕方で再現するドラマが展開されていくように感じます。私がこの身体であるということに、改めて驚くのです。

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