毎日マクラ「け」☆劇団「地蔵中毒」☆
地蔵中毒という、劇団があって。自分で“劇団”てちゃんと名乗ってることがエクスキューズになってるような(笑)
既にご覧になられてる方もチラホラいらっしゃると思うんですけど、縁あって私が参加させて頂いてる…頂いてるって感じではないんですけども。どちらかというと、弱みを握られているような感じでして。
今年のゴールデンウイークに王子小劇場で公演を行うはずだったんですが、コロナの影響でやれなくなってしまって。
それで振り替えの映像配信のイベントをやることになりまして、過去の表に出てない映像を観て頂いて、出演者やゲストのアフタートークを付けようという。
転んでもただでは起きないお地蔵ということで。頑張ってます。
流すのは過去の表に出てない映像といいましたけど、表に出せないんです(笑)本当にいいのか、っていう。
既に何公演かDVDにして販売しているんですが、最初に出したやつは映像にお客さんの後頭部がたくさん映ってたので仕方なく「後頭部激映りエディション」として販売して。それで事なきを得たんですが(笑)
でもそこからカメラがよくなったり、編集技術も上がってきてだんだんと大丈夫なようになってきまして。
三年前には原作ものに挑戦しまして、それがシェイクスピアですよ。
主宰の大谷皿屋敷という人が、著作権の切れたものの中から、ウィキペディアであらすじを確認して、いけそうなやつが『ハムレット』だったんです。
大谷さんが感動してましたよ。「もう結末ができてる!!」って。当たり前だよ(笑)
私が初めて地蔵中毒に出た、2015年の第二回公演も初めてお目見えします。
なんでこの劇団に参加するようになったかというと、2014年の秋でしたか、地蔵の旗揚げ公演を観に行ったんです。場所は新井薬師でした。新井薬師で地蔵って、雰囲気も良かったし(笑)
大谷さんのことはあんまり知らなくて、ただ学生落語界で有名で、一、二回落研関係の集まりとかで会ってるはずなんですが、お互いに知らない人に話しかけられない性格で。
でも劇団を旗揚げしたって聞いて、どうしても観てみたくて。以前から交流のあった栗原三葉虫さんというプラスサイズモデルの方が出ていたので、そこを頼りに。
それで、開場時間ちょっとすぎに会場に着いてみたら、まだ開いてない。何人かで待つんですけど、知った顔もけっこういて、皆でどうしたんだろう、と。
そしたら、大谷さんが薄汚い身なりで、なぜか裸足のまま「すいません」て言いに出てきて。中で何が行われてるのか不安になりましたけど(笑)
やっぱりはじめてだったんで、色々と時間も足りなくて設営等が長引いてしまったみたいでして。
それで確か30分くらい押して、いざ始まってみたらもうワケがわからなくて初めて観るような面白さで。
観客は、15人くらいか。ちょうどキリストの弟子の人数くらいでしたね。
終わって、打ち上げをやるっていうんで同じく観にきていた関口オーディンまさお君と行ってみたら、他の出演者みんな帰ってて大谷さんと栗原さんしかいなくて。あとは客です。
そこで話が盛り上がって、関口君とともに次回出演することになったんです。
次回公演の話はまた改めてたいと思います。