毎日マクラ「ふ」☆不織布☆

もうマスクしてるのが当たり前になってきましたね。マスクしてないと不安になるというか、でも私なんかだと、外に出てマスクをしてないおじさんを見ると一周回って安心してしまうというところがありますよ。

国会なんか皆マスクしちゃってますね、表情が読めなくてどことなく不気味なんですよね。なんだか仮面舞踏会みたいな(笑)隠すところが逆ですけども。
議論が難しくなったりしてるのかなって思います。

このマスクをめぐって、世界中が揺れましたよね。

初めのほうは、マスクしても意味ないなんて情報が流れてましたね。感染の予防にはならないと。
どれだけマスクに意味がないかというと、かつて藤波辰爾がスーパーストロングマシンに
「平田だろ、お前!!」って言ってしまったときくらいマスクをしてる意味がなかったそうですけど。
せっかくマスクしたのに、台無しですよ(笑)この藤波さんのはは心温まるエピソードですが。

で、このマスク。素材は何で出来ているのか、ってことが問題なんですよね。
布のマスクだと、そんなに密じゃないんで小さいウイルスなんかが外から入ってきちゃったりする。自分からの飛沫は大きめだから防げるんですけどね。密を避けちゃうんです。

それで、普通の布よりもいいのが、不織布ですよ。
けっこう色んなところで見ますよね、不織布。
あの、CDを入れるペラペラのやつ、ディスクの記録面と接してもキズつけない。
不織布クリーナーってのもよく見ますね。繊維が汚れをすごくとってくれるから、洗剤がいらないっていう。

なんか凄そうですけど、マスクの素材としても、密度がうまい具合にで、普通の布より適してるそうです。

不織布って、織らない布って書きますが、あれは繊維をギュッてして絡み合わせてつくってるってんですよ。

中島みゆきの名曲『糸』ってありますけど、あれは人を糸に例えてね「縦の糸はあなた、横の糸はわたし」って。織りなす布が誰かのためになるかもしれない。
これ、不織布だと成立しないんですよね。だって織ってないですもん。

でも不織布の方が、人間関係としては、より密なんですよ。
おまけに、素材も繊維状になればなんでも不織布になるし、密度もいじれるみたいです。
織り方って糸の流れとかがみんな同じになりますけど、絡み方は無際限の形をとりうるわけですね。
織るより絡むですよ、時代は(笑)

たぶん、不織布はこれからもっと色んなとこで増えていくと思います。
最近の工業製品と、伝統的な技法とでは、古くからある織物のほうを支持したいところですが、なんだか新しいものが生まれてくるワクワク感がありますね。

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